◇「海よりも、プールよりも、人は家で溺れている。」
もう1つのポスターのキャッチフレーズは、「海よりも、プールよりも、人は家で溺れている。」。厚生労働省の調査では、入浴中の事故死者数は年間約1万9000人で、交通事故の死者数の4倍にもなる。また浴槽内での溺死者数も多く、特に75歳以上で増加傾向にある。浴槽のふたを体の前にかけておくと、万が一のときに寄りかかれるようになるのでおすすめだとされている。
神戸市消防局警防部救急課救急企画係の広報担当・河野多加志さんは「この冬もヒートショック予防をお願いしたい。救急車は市内に34台しかなく、消防局では緊急性の高い方に1秒でも早く救急車が届くように活動している。合わせて、救急車の適正な利用もお願いしたい」と呼びかけている。
神戸市内で病院や救急車の利用で迷ったときには、#7119「救急あんしんセンターこうべ」まで。
※ラジオ関西『サンデー神戸』2023年1月22日放送回より