J1神戸、活躍が待望される育成出身DF陣「とにかくチームの勝利に貢献」(山川)「今年は勝負の年」(尾崎) | ラジトピ ラジオ関西トピックス

J1神戸、活躍が待望される育成出身DF陣「とにかくチームの勝利に貢献」(山川)「今年は勝負の年」(尾崎)

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 サッカー・J1のヴィッセル神戸に在籍する育成組織出身の2人のDFが、27日、沖縄でのトレーニングキャンプ中の公開練習後にラジオ関西の取材に応じ、キャンプでの取り組みや今シーズンにかける思いを語った。

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 本職はセンターバックだが、最近2シーズンは右サイドバックを主戦場としている、DF山川哲史選手(25)。ヴィッセルのアカデミーから筑波大学を経由してクリムゾンレッドのトップチームに加わり、今年で4年目を迎える。J1では一昨年に29試合、昨年も28試合と、コンスタントに出場機会をつかんでいる、対人守備を強みとするファイターは、昨年にJ初得点も記録。また、プライベートでは入籍も果たした。

 さらに責任感を増した背番号23は、今年の目標について、「チームとしてはタイトルを獲得すること。個人としてはとにかくチームの勝利に貢献すること。攻守において昨年よりもっと貢献できるよう、普段の練習から成長していきたい」と気合いを込める。

DF山川哲史選手(写真:ラジオ関西)

 ヴィッセルからはこのオフに育成出身DF小林友希選手がセルティック(スコットランド)へ移籍し、DF槙野智章選手は現役を引退。センターバックの2選手がチームを去った。また、右サイドバックをみれば、昨シーズン途中から加わったMF飯野七聖選手もいるとはいえ、この2年で経験値を蓄えた山川選手も有力候補の1人。センターバックでもサイドバックでもプレーできる山川選手は、今年も貴重な存在となることが予想される。

 キャンプでは、「コンディションの部分では初日からけっこうフィジカル的なメニューがあり、終盤にかけてはゲームを中心のメニューで、サッカーのなかで(レベルを)上げられているという面では、みんなコンディションがどんどん上がっていると思う。ゲームを何試合かするなかで、課題だったりがすごく明確になってきているので、チームとしてまだまだ試合があるなかで、そこでどんどん修正できるようにチャレンジしていきたい」と、チームとともに着実に開幕に向けて調整を続ける山川選手。「昨シーズンはチームとしてふがいない結果に終わってしまったので、今年こそは皆さんが喜べるようにたくさん試合に勝って、僕たちも戦う姿勢を見せられるように、チーム全員で一丸となって頑張っていきたい」という兵庫県尼崎市出身、出番にどん欲なヴィッセル育ちの熱きDFのプレーからは今年も目が離せない。

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 兵庫県三田市育ち、山川選手と同じくヴィッセルのU-15、U-18で研鑽を積み、そこから2022年よりトップチームに昇格したDF尾崎優成選手(19)。昨年はJ1での出番こそなかったものの、AFCチャンピオンズリーグ2022のグループステージで公式戦デビューを飾ると、ACLのベスト8や、天皇杯、Jリーグルヴァンカップにも出場。こちらも本職ではない右サイドバックやボランチに抜擢されることもあったなか、ディフェンスでのバトルだけでなく、ビルドアップのところでも自身のよさや持ち味を発揮し、1年目ながら存在感を示していた。先輩の小林友希選手が海外にわたった今、背番号34のさらなる台頭が望まれる。

DF尾崎優成選手(写真:ラジオ関西)

「感覚的には非常に、個人としてはいいコンディションで臨めているし、(シーズン始動に向けて)準備してきたところはあったので、個人としては順調にきているのかなと思っている。チームとしてはまだこれからどんどん戦術の部分であったりというか、チームとしての共通認識というのをもうちょっとつけていかなければいけない段階かなと思う」と、キャンプの感想を語った尾崎選手。

「去年は試合には出させてもらったが、なかなかチームに貢献するということが少なかったシーズンだった。今年は2年目ということで、1年目に出た課題や、自分がプロの世界で経験したものを、この2年目でしっかりといかしたい」という若きホープの1人は、「この2年目が一番大事だと思っている。ここでいかに結果を残せるかで自分の今後の人生も決まってくると思うし、周りの評価も変わってくると思うので、覚悟を持って今シーズンは挑みたい」と、強い決意をにじませる。

 尾崎選手は昨シーズン終了後、オフはドイツにわたり、ブンデスリーガのクラブで練習に参加。本場の経験を得たことは相当自信になったようだ。「本当に今まで生きてきた人生のなかで、一番サッカーが楽しかった。純粋に、苦しいことも楽しいこともすべて踏まえたなかで、楽しかったなというところがあった。日本でやっているサッカーと、ヨーロッパでやっているサッカーの違いが(自身に)すごく伝わってきたし、行ってみないとわからないというのは、酒井高徳選手たちからも話しも聞いていたこと。向こうで得られた強度、インテンシティーの高さなどは、こっちでもチャレンジし続けなければいけないと思っている」(尾崎選手)。

「ここで結果を残せるか残せないかで、チームも個人も、今後のサッカー人生が左右されるシーズンじゃないのかなと個人的には思っている。僕たちだけじゃなく、スタッフ全員含めて、サポーターの皆さんと一緒に戦っていきたい」という尾崎選手。今年は山川選手とともに、クリムゾンレッドの最終ラインで奮闘する姿を数多く見たいものだ。

(※ラジオ関西『GOGO!ヴィッセル神戸』より)

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GOGO!ヴィッセル神戸 | ラジオ関西 | 2023/01/30/月 18:00-18:30

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