紫黒米ごはんに、牛乳、さわらのしょうゆこうじソース、切り干しだいこんのサラダ、野菜と豆乳のクリームスープ、そしてみかん。これは第17回全国学校給食甲子園(2022)で日本一に輝いた宍粟市立山崎学校給食センターの献立。この献立のアレンジメニューが、宍粟市の宿泊施設「伊沢の里」(宍粟市山崎町生谷)で期間限定で提供される。
「播磨国風土記」には宍粟で日本酒をつくったとされる最も古い記録が残っている。宍粟市では日本酒やみそなど発酵食品を作って食べる文化が現代にも伝えられていることから、「発酵のまち」として街づくりを進めている。そんな宍粟市ならではの発酵食品や兵庫の海と山の幸を取り入れた地産地消メニューが、全国学校給食甲子園の審査で高く評価されたという。
宍粟市内では1月27日に優勝献立メニューの給食が出され、市内の子どもたちが日本一の給食を味わった。
この優勝メニューの中から、伊沢の里の料理長が「発酵と地産地消」をコンセプトにオリジナルメニューを考案。「伊沢昼御膳」として、期間限定で提供し、日本一の学校給食の食材やレシピを紹介し発酵の街をPRする。優勝献立の中からみかん、牛乳を外し、天ぷら、カルパッチョの他、発酵食品を取り入れた小鉢とデザートがつく。
「伊沢昼御膳」は、「伊沢の里」で2023年2月6日~21日、午前11時30分~午後2時の間に提供。(土日祝日と2月8日の休館日は除く)。料金は1380円(税込み)。宿泊者以外も利用可能。前日正午までに電話予約が必要。