サッカー・J1のセレッソ大阪は1日、元日本代表MF香川真司選手(33)がベルギーのシント=トロイデンVVより完全移籍加入することが決まったと発表した。香川選手の加入記者会見は2月5日(日)午前11時から行われ、その模様はセレッソ大阪公式YouTubeチャンネルでライブ配信される。
1989年3月17日生まれ、兵庫県神戸市垂水区出身の香川選手は、中学時代にサッカー留学で宮城県にわたり、FCみやぎバルセロナユースでプレー。そのときに、当時のスカウトで、今のC大阪監督の小菊昭雄氏(神戸市出身)に見いだされ、高校時代の2006年からC大阪でプロ契約を果たす。もともとはボランチだったが、当時、指揮をとっていたレヴィー・クルピ氏の抜擢もあって、攻撃的MFで才能を開花させ、若くしてチームの主軸に。クラブのエースナンバー「8」をつけた2009年シーズンにはJ2得点王(27得点)の活躍を見せ、チームのJ1復帰に大きく貢献。2010年5月にはドイツ・ブンデスリーガのドルトムントに移籍すると、その後はドルトムントでも飛躍を遂げ、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)をはじめ、ヨーロッパの舞台でも名をとどろかせてきた。
日本代表ではJ2時代の2008年、19歳でデビューを飾った香川選手。2010年の南アフリカ大会では悔しい選外(サポートメンバー入り)となったものの、2014年のブラジル大会、2018年のロシア大会と、2度のワールドカップで中心選手として活躍。Aマッチ97試合出場31得点という実績を残している。
C大阪のJ1開幕戦は、2月18日(土)、ホームのヨドコウ桜スタジアム(大阪府大阪市)でアルビレックス新潟と対戦。香川選手の出身地、神戸をホームとするヴィッセル神戸との対戦は、6月10日に行われるJ1第17節にホームのヨドコウで、9月23日か24日に予定されているJ1第28節ではアウェイのノエビアスタジアム神戸で、それぞれ組まれている。香川選手とアンドレス・イニエスタ選手のピッチ上での競演が見られるか、注目だ。