神戸市の児童センター「こべっこランド」が神戸市営地下鉄和田岬駅近くに移転オープンするのに先立ち、10日午前、新しい同施設(神戸市兵庫区)でオープニングセレモニーが開催された。
セレモニーには関係者約100人が参加。神戸市の久元喜造市長は「体を動かして遊ぶことは子どもの成長発達にたいへん大事なこと。(新しい施設は)遊び場のスペースが拡大、至るところに楽しい時間を過ごせる仕掛けが施されている。山や海もある神戸で、子どもたちにはのびのびと健やかに育ってほしい」とあいさつした。
セレモニーに続き、事前に申し込みをした未就学児とその家族約200組による施設体験イベントも実施。5歳と3歳の子どもを連れて参加した兵庫区の主婦(38)は「工事中の時から、ずっと開館を楽しみにしてきました。外遊びができる施設になったことが最大の魅力です」と話した。
こべっこランドは1987年、ハーバーランド(同市中央区)に開館。今年1月22日に閉館し、引っ越し作業が続いていた。移転後はこれまでより屋内面積が約500平方メートル広くなり、約4100平方メートルとなるほか、約1000平方メートルの外遊びエリアも新設。350人収容のホール、図書コーナー、音楽スタジオなども備えている。
一般来場者向けのオープンは11日午前9時半から。予約なし、無料で利用できるが、混雑時には入場を制限する場合がある。