「バックボーンが違い、料理観の違う3人なのでイメージの共有が難しいかなと思ったが、難しいというより楽しくできた」と中東さん。崎さんは「3人がつくりたいものをそのまま出すのは簡単だが、お客さまの思いに寄り添うことを心掛けた」と話す。また酒井さんは「コースの内容を考える上で3人が作りたいものを出し合って、そちらがそうなら僕はこうアレンジしようと、新たな発見もあった」と振り返る。3人が考案したレシピを再現して提供する北川理映子エグゼクティブシェフは、「この場所が新たな食文化を発信する、ワクワクする場所になる」と期待を込める。
また1階にあるワイナリー「F. Winery」で醸造されたワインなど料理に合わせたドリンクも提供される。
この3人によるプロジェクトは5月初め頃までの予定。その後は全く新しいプロジェクト=メニューに生まれ変わる。フェリシモの担当者は「街の劇場は、ロックのコンサートの翌日には演歌だったり、お芝居だったり、日によって上演されるものが違う。Sincroも期間によってガラッと変わる。レストランとしてだけではなく、シェフによる料理教室や、ここで使われるオリジナル食器の開発やその販売も手掛けていきたい」と話す。
コース・ドリンクで2万2000円。完全予約制。当面はディナーのみの営業。18時30分に一斉にスタートする。詳細は公式サイトに掲載されている。
「Sincro」
神戸市中央区新港町7番1号 フェリシモ2階 海側
当面はディナーのみの営業。18時30分 一斉にスタート 完全予約制
定休日 月曜日・火曜日
電話番号 078-332-4960
【公式サイト】