1868年(慶応3年)の開港以来、多様な外国文化を取り入れ独自のスタイルを築いてきた神戸。 日本書紀に起源が記された神社、豊臣秀吉も好んだとされる有馬温泉、日本一の酒どころ灘五郷など、全国に知られる名所が多く存在します。今シリーズでは、そんな神戸の魅力的なスポットを各区ごとに紹介していきます。最終回の第9回は西区です。
(1)太山寺
神姫バス・太山寺停留所下車すぐのところに、神戸市内で唯一の国宝の建造物「太山寺」があります。山に囲まれたのどかな里に建立された太山寺は、国の重要文化財に指定されている仁王門、県指定文化財の三重塔にくわえ、阿弥陀堂や奥の院など数々の見どころを擁します。
(2)神出神社
神姫バス・老ノ口停留所で下車して東北東へ徒歩約20分、雌岡山(めっこさん、※1)を登ると、厳かなたたずまいの「神出(かんで)神社」があります。素盞嗚命(スサノオノミコト)・奇稲田姫命(クシナダヒメノミコト、※2)の二神が、雌岡山に降臨し、薬草を採取して住民の病苦を救い、禁厭(まじない)を教えて災厄をはらったそう。そして、農耕を指導奨励して生活の安定をはかるなど、この地に立ち寄り神代の伝えを開いたと伝わっています。「神出」と呼ぶようになったのは、昔をしのんで造化の神である三柱の神を勧請したのが由来とのこと。境内から眺める西区一帯は「神戸らしい眺望 10選」にも選ばれており印象的な景色になることでしょう。
※1 「めっこうさん」とも ※2 「クシイナダヒメノミコト」とも
(3)兵庫楽農生活センター
神姫バス・老ノ口停留所を下車して15分ほど歩いたところにあるのは「兵庫楽農生活センター」です。「楽農生活」とは、農林水産業体験や農山漁村との交流などを通じて食や「農」に親しむという、兵庫県が提唱している新しいライフスタイルのことです。このセンターは、県民誰もが「楽農生活」の体験や実践ができる拠点として設立されました。園内や地域でとれた新鮮な農作物を使った「楽農カフェ(Five Country Cafe)」や直売所で食を楽しむことができます。
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≪スタンプポイント情報≫
■太山寺
兵庫県神戸市西区伊川谷町前開224
■神出神社(雌岡山)
兵庫県神戸市西区伊川谷町前開224
■兵庫楽農生活センター
兵庫県神戸市西区神出町小束野30−17