千年以上の歴史がある港湾都市「兵庫津(ひょうごのつ)」。神戸市兵庫区沿岸部に位置し、初代の県庁が置かれた”始まりの地”です。そんな兵庫津に2021年に誕生したのが、兵庫県の成り立ちや、多様性に富んだひょうご五国の魅力を発信する「兵庫県立兵庫津ミュージアム」。「初代県庁館」と「ひょうごはじまり館」の2館が一体となった施設です。
2021年11月3日に開館した「初代県庁館」は、1868(慶応4)年の兵庫県誕生とともに県庁が置かれた、旧大坂町奉行所兵庫勤番所の建物を復元した施設です。
![当時を再現した歴史空間「初代県庁館」(提供:兵庫県)](https://jocr.jp/raditopi/wp-content/uploads/2023/02/%E2%98%85IWA_8938-1024x683.jpg)
現存する絵図などを元に、初代県知事・伊藤俊介(博文)の執務室を含む県庁舎や、下級役人(地付同心)の官舎である旧同心屋敷などを再現。歴史空間の中で、MR(複合現実)で兵庫県はじまりのストーリーを体験できるバーチャルツアー「バーチャルVisit!」や、AR(拡張現実)による歴史上の人物との記念撮影などを楽しむこともできます。
初代県庁館に続き、2022年11月24日に開館したのが博物館施設の「ひょうごはじまり館」。“見て・聞いて・触れる”をコンセプトに、グラフィックや映像によって歴史のストーリーやおもしろさをわかりやすく伝えます。
![市営地下鉄海岸線「中央市場前」から徒歩5分以内 『ひょうごはじまり館』(提供:兵庫県)](https://jocr.jp/raditopi/wp-content/uploads/2023/02/%E3%81%B2%E3%82%87%E3%81%86%E3%81%94%E3%81%AF%E3%81%98%E3%81%BE%E3%82%8A%E9%A4%A8%E5%A4%96%E8%A6%B3-1024x683.jpg)
館内には、歴史が好きな人だけではなく、子どもも楽しめる仕掛けが満載です。幅13メートル、高さ3メートルの「ひょうごダイナミックシアター」では、兵庫県の成り立ちが分かるミュージカル仕立てのドラマなどを上映。近世・摂津国の一大名所“兵庫のいけす”をプロジェクションマッピングで再現した「いけすdeタッチ」では、デジタル魚とり体験も。ひょうご五国の魅力が詰まった「ひょうご発見広場」では、各地の特産品や特徴を見て・触れて・学ぶことができます。
また、兵庫津ミュージアムでは世代を問わず楽しめる魅力的なイベントも企画されています。
3月31日(金)まで行われている『GOKOKUナゾトキ調査団part.2』は、館内を巡りながら問題用紙に書かれた謎を解くリアル謎解きゲーム。昨年度大好評で続編希望の声が多かったため、第二弾の開催が決定しました。参加には、兵庫津ミュージアムの観覧券が必要です。
![映像を交えながら、兵庫県誕生の歴史を展示(提供:兵庫県)](https://jocr.jp/raditopi/wp-content/uploads/2023/02/%E5%B8%B8%E8%A8%AD%E5%B1%95%E7%A4%BA%EF%BC%93-1024x683.jpg)
![迫力満点の「ひょうごダイナミックシアター」 座って映像を楽しむことができる(提供:兵庫県)](https://jocr.jp/raditopi/wp-content/uploads/2023/02/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%82%BF%E3%83%BC%EF%BC%93-1024x768.jpg)