宝塚歌劇団月組の彩海せら 「役として生きる時間を楽しみたい」 『応天の門』でひらけた境地 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

宝塚歌劇団月組の彩海せら 「役として生きる時間を楽しみたい」 『応天の門』でひらけた境地

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 宝塚歌劇団月組の彩海せらが、2月13日に放送されたラジオ番組『ビバ!タカラジェンヌ』(ラジオ関西、月曜午後8時〜)に出演。「平安朝クライム『応天の門』-若き日の菅原道真の事-」、「ラテン グルーヴ『Deep Sea -海神たちのカルナバル-』」について、役作りのうえで心がけていることや見どころを語った。

 平安時代を舞台とした作品に出演するのは今回が初めてだそうで、華やかな衣装に心おどらせている様子の彩海。演じるのは、トップスター・月城かなと扮する菅原道真の旧友、紀長谷雄(きのはせお)。自身の役柄については、「『楽に生きるにはどの道を選べばいいか』と、のんびり楽しいことだけを考えている」とコメント。道真とは真逆の性格をしているそうで、「どこか憎みきれない愛されキャラ」と評した。

「紀長谷雄ほど喜怒哀楽の激しい、おとぼけキャラな少年を演じるのは初めて」と明かし、過去に数回少年役を務めたことがあるものの、役作りには苦労したという。漫画を舞台化した本作。「原作にいるキャラクター」を初めて担ったのも、苦戦する理由だったようで、「どうしても外側から入ってしまうため、いかに中身を詰めていくかという作業が想像していたよりも難しかった」と胸の内を吐露。そのうえで、「本番を迎えてから徐々に楽しめてきた」と、現在の心境についても言及した。

 真摯に役作りに取り組みながら、日々の舞台を通して新たな境地に立ち始めた彩海。「(役を)追求しつつ、舞台上で紀長谷雄として生きている時間を楽しめたらなと思います」と、さらなる高みを目指していることを明かした。

 作・演出を務める稲葉太地いわく、「深海だからこそマグマに近い」ということに着想を得た「ラテン グルーヴ『Deep Sea -海神たちのカルナバル-』」。彩海も「深いところから湧き上がる熱量を表現するショー」だと話し、一曲一曲に熱量を込めて取り組んでいるという。

 パーソナリティーの小山乃里子から「1番自分らしいシーンは?」と尋ねられると、出演者陣で何度も話し合いを重ねながら作り上げたという中詰めの場面を挙げた彩海。下級生のみで構成されているそうで、「皆で作り上げる感動を味わっていきたい」とコメントを残した。

 月組宝塚大劇場公演は、3月6日(月)まで上演予定。

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ビバ!タカラジェンヌ|ラジオ関西|2023/02/13/月 20:00-20:30

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