兵庫県警は15日までに、知人から大麻入りクッキーを受け取ったなどとして、大麻取締法違反容疑（譲り受け、所持）で同県芦屋市、占い師の女A（68）と、同法違反容疑（譲り渡し）で京都市伏見区の仲居業の女B（49）を逮捕、送検した。
Aは、2022年12月中旬、Bから大麻成分入りのクッキー8個を譲り受けるなどした疑いが持たれている。Aは「大麻入りクッキーを宅配便でBから受け取った」と容疑を認め、Bは「クッキーは渡したが、大麻が入っていた記憶はない」と否認しているという。
Aは2022年12月27日、神戸市内の住宅で開いた「運気を上げる会」と称した場に、男女25人の客を集めた。会場で出されたクッキーを食べた参加者の女性が体調を崩し、搬送先の病院の検査で大麻成分が検出されたという。兵庫県警はAの自宅を家宅捜索し、冷蔵庫に保管されたクッキー68個と、大麻草2.33グラムを押収し、経緯を調べていた。
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大麻が合法の国では、クッキーのほか、大麻成分入りのキャンディー、チョコレートなどの食品が.販売されていることがある。
日本では、大麻リキッド（液体状のもの）などがSNSで隠語を使った書き込みで、密売されているが、最近ではクッキーやバターに大麻成分を混入して流通させる手口が徐々に増えているという。
