兵庫県立ピッコロ劇団が、2月17日(金)から19日(日)まで、兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール(兵庫県西宮市)で、「兵庫県立ピッコロ劇団第75回公演 ピッコロシアタープロデュース『三文オペラ』」を上演する。その見どころなどについて、同劇団広報交流専門員の古川知可子さんが、16日のラジオ関西の番組で語った。
「三文オペラ」は、劇作家ベルトルト・ブレヒトと音楽家クルト・ヴァイルによる音楽劇で、1928年の初演以降、クラシックやジャズとの編成で世界各国にて舞台公演されているほか、映画化もされている不朽の名作。
今回の公演では、日本を代表する演出家の1人、松本修氏(演劇集団MODE)が台本と演出を担当。「関西の演劇文化の活性化にもつながるような企画にしたい」(古川さん)という思いのもと、ピッコロ劇団をはじめ、オーディションで選ばれた関西で活躍中の演劇人も加わり、総勢25人での上演となる。
「『三文オペラ』上演は、実は劇団員からの発案でもありました。このコロナ禍での音楽劇は非常に挑戦的な取り組みになるのですが、こういった閉塞感のある時に、社会の中で一番抑圧されている人々の物語ということもあり、そのパワーを炸裂させて、みんな元気に、劇場でパワーを皆さんで感じあって、また頑張っていこうよという思いが込められています」(古川さん)
「兵庫県立ピッコロ劇団第75回公演 ピッコロシアタープロデュース『三文オペラ』」は、2月17日(金)が午後7時からの1回公演。2月18日(土)と19日(日)は、午前11時からと午後4時からの各2回公演。チケットは全席指定で一般4500円、大学生・専門学校生3000円、高校生以下2500円で、ピッコロ劇団や芸術文化センターチケットオフィス、チケットぴあ・ローソンチケット・イープラスの各プレイガイドで販売中。また、当日券は、開演1時間前より会場前の受付で販売される。なお、18日(土)午後公演終了後には、松本氏や翻訳家の谷川道子氏、出演者らによるアフタートークも開催される。
※ラジオ関西『三上公也の朝は恋人』内、「こちら知事室」より(2023年2月16日放送)