兵庫県は16日、物価高対策に重点を置いた2022年度の補正予算案を県議会定例会に追加提案しました。電気料金の値上げと雪不足の影響を受けた県内のスキー場に対する支援には、あわせて6400万円を計上しました。
対象となるのは、播磨地域と但馬地域にある14のスキー場で、最大500万円を補助し、リフトの経費や、客を呼び込むプロモーション費用に活用されます。
斎藤知事はきのう、豊岡市の神鍋高原にあるスキー場を視察したあとの会見で、「会社は高齢化や後継者不足の問題があり、しっかりと応援したい」と話しました。
補正予算案にはそのほか、各地での連続強盗事件や、ストーカーの被害で県民の不安が高まっているとして、防犯対策を伝える動画を作成したり、ストーカーに関する
キーワードを検索すると、兵庫県警のホームページにつながる仕組みをつくったりするための費用が盛り込まれました。
一般会計はおよそ292億円の減額となり、補正後の総額は2兆5298億円となります。また、財政の健全化や大阪・関西万博に向けた県の取り組みに充てるため、128億円を積み立てました。