明石市長に殺害予告メール 兵庫県警、横浜の男逮捕「辞任求めてない、冗談のつもり」否認に泉市長怒り「どこがどう冗談なんだ」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

明石市長に殺害予告メール 兵庫県警、横浜の男逮捕「辞任求めてない、冗談のつもり」否認に泉市長怒り「どこがどう冗談なんだ」

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 兵庫県明石市の泉房穂市長宛て殺害を予告するメールが届いた事件で、兵庫県警は20日、職務強要容疑で横浜市金沢区在住、無職の男(22)を逮捕した。

 男は東京都のメールフォームに「無人ポンプ場の設備を爆発させる」などと投稿したとして、2022年11月、威力業務妨害容疑で警視庁に逮捕されていた。さらに東京都足立区のメールフォームに「幼稚園児や女子学生334人を誘拐する」などの内容で脅迫メールを送ったとして再逮捕されている。

■市長を辞任しなければ、爆弾をくくりつけて市長室に…

市長室(明石市役所内)
泉房穂・明石市長

 逮捕容疑は2022年8月20日、自宅でパソコンを使い、山口市のウェブサイトの問い合わせフォームに「泉房穂が辞任しなければ登下校中の小中学生をスタンガンで気絶させて誘拐し、爆弾をくくりつけて市長室に特攻させる」などと書き込み、返信用アドレス欄に明石市のメールアドレスを入力し、自動返信機能で受信させ市長を脅迫した疑い。

 同日から数日間、山口市など複数の自治体から返信機能を用いた同様のメールが明石市に届いていた。

「自作銃を作った 何発でも撃って殺す」最初に届いた殺害予告メール<2022年7月>
「殺す準備ができた」このメールが刑事告訴に至ることに<2022年11月>

 男は容疑を否認しており、「たくさんの自治体に対して、(子どもを脅すような内容の)メールを送信した事実があるので覚えていないが、(明石市長に)辞職を求める意図はない。冗談のつもりだった」と話しているという。

 明石市によると、泉市長宛てに「お前の寿命は遅くても1か月ぐらい」などと記された殺害予告メールが、2022年7月~11月、100通以上届き、明石市は同年11月、兵庫県警に威力業務妨害容疑で刑事告訴していた。

 泉市長は不特定多数の人物が集まる場に出向くことができず、公務にも支障が出ていた。

 男が警視庁に逮捕された後もメールが届いたことから、兵庫県警はほかにも数人が送信した可能性もあるとみて調べる。

2022年7月、最初の殺害予告メールが届いた直後に「正直怖い 単なる抗議や批判のレベルではない」と困惑の表情を見せる泉市長

 泉市長は同年7月26日、最初の殺害予告があった翌日の会見で「私ははっきりものを言うタイプ。国に対する提言や、タブーに対する私見など、積極的にツイッターでの情報発信(当時)をしており、怪文書や自宅ポストへの抗議文の投函など、一定程度のリスクがあったのは事実」と述べていた。

 そして「(安倍晋三元首相銃撃事件を受け)『辞職しないと強硬手段にでる 銃を作った こいつで何発も撃って殺す(原文より)』という内容は、単なる抗議や批判のレベルではない」と困惑の表情を見せていた。

 こうしたことから兵庫県警は、泉市長に辞任を求める目的で殺害予告をしたとして、公務員への強要にあたる職務強要容疑を適用したという。

■どこがどう冗談なんだろう…呆れと怒り

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