近年の介護業界は「人手不足」という課題を抱えているが、高齢化が進む日本においては市場がさらに大きくなっていく業界でもある。そこで、‟若き精鋭たち“に介護の魅力について尋ねてみた。
「自分たちより何倍も長く生きている方々の表情や考え方、積み重ねてきたものに触れるのが楽しいです」と切り出したのは久保江さん。さらに、「笑いジワひとつとっても『ああ、こんな風に楽しく生きてきたのかな』と感じることができる」と付け加えた。
中野さんは、「自分が今までに経験したことのないようなことも、何十年と経験しているというのが感じられる。実際に、農業をしているときに『昔、実はこんな野菜育ててね』という話を聞くことがあり、そういった時間が個人的にはすごく好きで、いい時間だなと思っています」と率直な思いを語った。
最後に、今後の展望についても尋ねた。
「『イマドキシニア』プロジェクトだけでなく、新しいサービスを展開していきたい。シニアに限らず、多世代交流などを含めた介護保険外のサービスを作り上げていけるかということも検討中です」（久保江さん）
「介護だけが目的なのではなく、たとえば選手との交流やオンラインで選手を応援するために集まったりだとか。介護以外にも、スポーツや農業が目的になればいいなと、個人的に思っています」（中野さん）
「介護」と誠心誠意向き合い、日々挑戦を続ける2人の飾らない言葉で番組は締めくくられた。
