映画界最高の栄誉としてアメリカ映画芸術科学アカデミーが主催する第95回アカデミー賞授賞式が12日(日本時間13日)に行われ、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が作品賞を受賞した。
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』は、中国からアメリカへ移住し、コインランドリーを経営する平凡な母親が宇宙を舞台に世界を救おうとする物語で、カンフーアクションをベースとして家族ドラマ・SF・哲学的要素を加え、さらにナンセンスギャグを盛り込んだカオス作品。今年最多の10部門で11ノミネートされた。
作品賞のほか主演女優賞(ミシェル・ヨー)・監督賞(ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート)・助演女優賞(ジェイミー・リー・カーティス)・助演男優賞(キー・ホイ・クァン)などを受賞し、7冠獲得となった。アジア系の俳優がオスカーの主演賞を獲得するのは、男女問わず史上初。
◇映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(原題:Everything Everywhere All At Once)
※上映日程は、作品の公式サイト・劇場情報でご確認ください。
キャスト:
ミシェル・ヨー ステファニー・スー キー・ホイ・クァン ジェームズ・ホン ジェイミー・リー・カーティス
監督・脚本:ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート
製作:アンソニー・ルッソ&ジョー・ルッソ
配給:ギャガ
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