1つの作品が7部門以上で受賞したのは2014年の第10回アカデミー賞で7部門獲得した「ゼロ・グラビティ」以来です。
アカデミー賞は、2015年と2016年に演技部門の候補者が全員白人となって「白すぎる」と批判を浴びました。主催するアメリカ映画芸術科学アカデミーは会員に占める女性の割合を2倍以上、人種的マイノリティーを3倍以上に増やす改革を行いました。アジア系の出演者・スタッフが多く関わる『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が7冠を獲得し、多様性を尊重する姿勢が反映された形です。
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』は、中国からアメリカへ移住し、コインランドリーを経営する平凡な母親が宇宙を舞台に世界を救おうとする物語。カンフーアクションをベースとして家族ドラマ・SF・哲学的要素を加え、さらにナンセンスギャグを盛り込んだカオス作品で、日本でも現在公開中です。(SJ)
◇映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(原題:Everything Everywhere All At Once)
※上映日程は、作品の公式サイト・劇場情報でご確認ください。
キャスト:
ミシェル・ヨー ステファニー・スー キー・ホイ・クァン ジェームズ・ホン ジェイミー・リー・カーティス
監督・脚本:ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート
製作:アンソニー・ルッソ&ジョー・ルッソ
配給:ギャガ
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