「自分のなかに作り上げた“普通”というものに縛られていたが、振り返って見ると『そんなものなんてなかったな』と思う。今現在苦しんでいる本人やご家族は気持ちのコップがいっぱいになってしまっていて、どんな言葉も受け入れられずに弾いてしまう。そうとは分かっていながらも、無駄なことなんてないし、いくらでもやり直しができる(と伝えたい)。大人になってからだって色々な人との出会いは続く。自分の未来を楽しみに過ごしてほしいと思っています」(棚園さん)
棚園さんの話をうけて、「子どものころは“学校”が人生になってしまう」と話し出した川嶋。義務教育であることから学校には行かなくてはならない、という現実を踏まえながら「あくまでもルールなので、そのルールにすべての人の心が縛りつけられる必要はない」とコメント。「もしも学校に行けない子がいたとしても、まずはその子の気持ちを聞きたい」と熱弁し、棚園さんも改めて子どもたちに向けてメッセージを送りました。
「修学旅行や遠足、運動会など、学校でしかできない経験もたくさんある。だからと言って、学校に行かなかったことで空っぽ、マイナスになってしまうわけではない。学校に行けなかったからこその経験や人との出会いがあるので、それを楽しみにしてほしい。どっちが良い・悪いというわけではなく、色々な生き方があるということを思ってもらえたら」(棚園さん)
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『明日への扉〜いのちのラジオ+〜』(パーソナリティ:川嶋あい)
【番組公式ブログ】
今回は漫画家の棚園正一さんをゲストにお迎えします!13歳の時に漫画家の鳥山明さんとの出会いに感動し漫画家を志望。ご自身の不登校の経験を描いた漫画が注目を集め、同じような境遇に置かれた方々のみならず父兄や関係者、ひいては社会全体に大きな共感の輪を呼び起こしておられます! #ラジオ関西 pic.twitter.com/I6cbUgInBZ
— 明日への扉〜いのちのラジオ+〜 (@asu_heno_tobira) February 24, 2023