『ビバ!タカラジェンヌ』パーソナリティ・小山乃里子さん卒業 番組の顔として43年 27日にフィナーレ | ラジトピ ラジオ関西トピックス

『ビバ!タカラジェンヌ』パーソナリティ・小山乃里子さん卒業 番組の顔として43年 27日にフィナーレ

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 さらに「(代替会場となった)梅芸(大阪・梅田芸術劇場、当時 劇場飛天)の時は、(元宝塚劇団理事長・小林)公平さんに出ていただくなどして必死につないでた」と、当時を振り返った。

 新型コロナが猛威を振るった時期も、公演の中止が相次いだり、現役タカラジェンヌへの取材ができなかったりと苦悩が続いた。番組を滞らせることなくリスナーへ届けるためにと、OGゲスト回や劇中歌へのリクエスト特集が誕生。よりバラエティに富む内容となった。

 リスナーは日本各地に拡大している。ラジコの普及もあり、北は北海道、南は沖縄まで。おたよりも毎週100通ほど届くという。

 全国でも“特別”なこの番組に携わった43年間。続けられた原動力を小山さんに尋ねると、「う~ん」と深く考えたのち、「どんどん、どんどんタカラヅカを好きになって……それが一番かな。それと、嫌な人(タカラジェンヌ)が一人もいなかった。『タカラジェンヌを支えたい、応援しよう』っていう気持ちが強かった」。心の底からあふれるものを抑えきれない様子だった。

 その上で、思いをかみ締めるように明かした。

 ある元トップスターが、泣きながらつらい心情をさらけ出してくれたことがあった。松あきらさん(元花組トップスター)が、小山さん出演のトークショーに駆け付け、「ノコさんに掛けられたひと言が忘れられないんです。それで立ち直りました」と打ち明けてくれたことがあった……。

 一時代を築いたスターたちが、小山さんに垣間見せる素顔。それこそ、“ノコさん”が築き上げてきた絆、人としてタカラジェンヌと向き合ってきた証しだ。

 タカラヅカと全国のファンの架け橋となってきた小山さんの担当最終回は27日(月)に放送。リクエスト特集で、小山さん自身の口から数々のスターとのエピソードが語られる。

「こんなに長く続くと思っていなかった。(歴代)ディレクターのおかげ」と話す小山さん。4月からは、タレントの木村三恵さんが、そのバトンを引き継ぐ。 43年にわたるロングラン。27日のフィナーレでは、届けられる最後の1曲に思いを重ねるファンも、きっと多いことだろう。

■ラジオ関西『ビバ!タカラジェンヌ』
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最終週録を終えて笑顔の小山乃里子さん
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4月から番組を引き継ぐ木村三恵さん
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