2025年大阪・関西万博(2025年4月13日~10月13日 184日間)への参加表明が153か国・地域と8国際機関になった。日本政府が24日に公表し、目標に掲げていた150か国・地域の参加を達成した。国際機関については目標の25機関に対し、8機関にとどまっている。
これらの国々には参加表明をしたロシアが含まれるが、ウクライナは含まれていない。
新たに参加を表明したのは、イスラエル、コンゴ(旧ザイール)、スーダン、セーシェル、バチカン、ペルー、マラウイ、モナコ、モルドバ、リトアニア、リベリア。
3月24日時点でウクライナは参加表明しておらず、岡田直樹万博担当相は「ぜひ参加していただき、思いや魅力を発信してほしい」と、招聘(しょうへい)を続ける意向を示した。
しかし、すでに参加を公表しているロシアに関しては「ウクライナ侵攻は、万博の『いのち輝く未来社会のデザイン』というテーマとは相容れず、状況が変わらなければ参加は想定されない」と述べた。
万博を運営する日本国際博覧会協会の十倉雅和会長(経団連会長)は、「150 か国という目標の達成は、大阪・関西万博の成功に向けて大きな弾みとなる成果だ。今年(2023年)4月には会場となる人工島・夢洲(ゆめしま 大阪市此花区)で建築工事が始まるなど、開催準備がさらに加速していく。多くの国・企業に参加いただき、万全の状態で開幕を迎えることができるよう、引き続き気を引き締めて取り組んでまいりたい」とコメントした。
日本で開催された万博では、1970年の大阪万博に76か国、4国際機関、1政庁(香港)などが参加。2005年の愛知万博に121か国(日本を含む)と4国際機関が参加した。
2021~22年開催のドバイ万博には192か国、14国際機関が参加している。