【センバツ2023】報徳学園が逆転勝利で21年ぶり決勝進出! 連覇狙った大阪桐蔭下す 決勝の相手は山梨学院 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

【センバツ2023】報徳学園が逆転勝利で21年ぶり決勝進出! 連覇狙った大阪桐蔭下す 決勝の相手は山梨学院

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 西宮市の阪神甲子園球場で行われているセンバツ高校野球は、大会11日目の31日、準決勝2試合が行われた。第二試合では兵庫の報徳学園が春連覇を狙う大阪桐蔭に7対5で競り勝ち、優勝した2002年春以来の決勝進出を決めた。4月1日の決勝戦では、この日の第一試合で広島の広陵を6対1で破り、春夏通じて県勢初の決勝進出を決めた山梨学院と対戦する。含めた全員で戦う」と意気込みを語った。

 試合が動いたのは3回。大阪桐蔭は、報徳の先発・盛田が2つの四球や暴投で二死2,3塁のピンチを招いたのに乗じ、徳丸が左前に打球を運び1点を先制。次の打者にこの回3つ目の四球を与え満塁となったところで、報徳の大角健二監督は早めの継投を選択し、2番手の間木がマウンドへ。しかし、桐蔭の流れを止められず、押し出し死球や2本のタイムリー安打でさらに3点を加えられ、0対5と大きくリードされた。

 しかしその裏、報徳は大阪桐蔭の先発・南を攻め、間木のタイムリー内野安打と2番・山増の犠飛で2点を返し、2対5と差を詰める。その後は両チームとも無得点が続くが、終盤の7回裏。連打で無死2,3塁の好機をつくった報徳は、8番・林がレフトに2点タイムリー安打を放ち一点差に詰め寄る。その後、無死1,3塁にチャンスが広がり、代打・宮本が打席へ。大阪桐蔭の西谷監督はここで前田をマウンドに送るが、宮本が振り抜いた打球は左翼手の前に弾み、3塁ランナーが生還。報徳がついに同点に追いつく。

 そして8回裏、報徳は2塁にランナーを置いた場面で4番の石野がワンバウンドでレフトフェンスに当たる適時二塁打を放ち勝ち越し、この試合初めてリードを奪うと、6番・西村の内野安打で一点を加え、終盤で優位に立った。最終9回は3番手・今朝丸が締めてゲームセット。昨秋の近畿大会決勝で敗れた大阪桐蔭に雪辱を果たす勝利を挙げ、21年ぶりの決勝進出を決めた。

 勝ち越しタイムリーの石野は、「(相手投手の前田は)いい投手なので、自分のポイントで振り切ることだけを考えていた。速い球に合わせて待っていて、しっかり反応できた」と胸を張った。

 大角監督は、「5点を取られてまずいな、と思ったが、終盤に強いチーム。気持ちを切らさず、我慢強く1点ずつ返していこうと思っていた。追いかける展開があっても動じないというか、どんな場面でも野球を楽しんでくれる姿が、成長したなと感じている」と目を細めた。

 決勝は初のセンバツ優勝を狙う山梨学院に決まった。主将の堀は、「部員の多さをいかして1球にこだわり、出ているメンバーだけでなく、応援していただいている人も含めた全員で戦う」と意気込みを語った。

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