サッカーの「2023 JリーグYBCルヴァンカップ」は5日、グループステージ第3節の10試合が行われた。Cグループのヴィッセル神戸はホームのノエビアスタジアム神戸で前回のルヴァンカップ王者・サンフレッチェ広島と対戦し、0-5で敗れた。これでヴィッセルはグループステージ3試合を終えて、1勝2敗、勝点3のまま。
直近のJ1リーグ戦から中3日、ミッドウィークの一戦に臨んだヴィッセルは、1日のJ1第6節京都サンガF.C.戦から先発を総入れ替え。GKはこれが加入後2試合目のフェリぺ・メギオラーロ選手。DFは右から尾崎優成選手、高橋祥平選手、大崎玲央選手、寺阪尚悟選手。ダブルボランチに扇原貴宏選手と中坂勇哉選手、右ワイドに佐々木大樹選手、左ワイドに泉柊椰選手が入り、前線には川崎修平選手と期限付き移籍から復帰したリンコン選手が並んだ。
試合では、リーグ戦からほぼメンバーを変えずに臨んできた広島に前半から攻勢をかけられ、耐える時間が続く。さらに前半途中には扇原選手が負傷交代を強いられるアクシデントも。そのなかで31分にはコーナーキックから広島DF佐々木翔選手にヘディングで決められ、先手を取られてしまう。ヴィッセルはなかなか決定機が作れなかったが、尾崎選手の右クロスから2度チャンスも生まれた。しかし、リンコン選手、川崎選手に訪れた好機はいかせず。前半は0-1で追い返す。
後半に入り、なんとか1点を取り返そうと、ヴィッセルは反撃を試み、序盤にはリンコン選手、佐々木選手、中坂選手、川崎選手の連係でチャンスも作ったが、広島の満田誠選手に豪快なミドルシュートを決められて、いい流れが断ち切られてしまう。
ここでヴィッセルはアンドレス・イニエスタ選手と、長期の負傷離脱を経て386日ぶりに公式戦復帰を果たしたセルジ・サンペール選手をピッチに送り込む。しかし、相手の勢いはとめられない。60分に川村拓夢選手、70分に満田誠選手に決められてリードを4点に広げられた。
その後、73分にはステファン・ムゴシャ選手と、この試合がプロデビュー戦となるルーキーFW冨永虹七選手も投入。5枚の交代枠を使い切り、なんとかホームのサポーターの前で意地を見せようとするも、ゴールは奪えず。逆に終盤にさらに1失点し、試合は0-5で終了。ホームでの大敗という悔しい結果となった。
ヴィッセルの次戦は、4月9日（日）のJ1第7節、ホームでアルビレックス新潟と対戦する。また、ルヴァンカップの次節は、4月19日（水）、グループステージ第4節で、広島とのアウェイ戦に臨む。
