新生活スタート! 家具選びのプロに聞いた ワンランク上のオシャレな部屋にするコツ3選 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

新生活スタート! 家具選びのプロに聞いた ワンランク上のオシャレな部屋にするコツ3選

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 西日本初のフルラインナップ展開となっているのが、1967年に家具メーカーとしてデンマークで創業した「GUBI(グビ)」の家具だ。

 創業者のグビ・オールセンはフランス映画やナポレオン、グランドピアノといった視覚的なものや歴史からインスパイアされ、デンマークの伝統工芸を家具に組み合わせた。「忘れられた過去の宝物」をテーマに、これまで世界中で生み出された名作を発掘・編集し、同時に新たな才能とのコラボレーションを行っている。リビング、ダイニング、照明などのトータルコーディネートも意識できる。

 GUBIの製品の中でも、北村さんが特に注目するのは「ビートル チェア」だそう。デンマークの伝統と技術にもとづく機能美をベースとしながら、イタリアの革新と創造性が光るインテリアデザインが世界中から関心を集め、数々のデザインアワードを受賞した逸品だ。

数々のデザインアワードを受賞した「ビートル チェア」
数々のデザインアワードを受賞した「ビートル チェア」

 また、照明の「セミ ペンダント」は、建築士として住宅や店舗、ホテルなど数多くのプロジェクトに携わりながら、北欧を代表するメーカーのプロダクトデザインも数多く発表した二人、ボンデラップ氏とソーラップ氏がデザイン。彼らのデザインは、王立デンマーク美術アカデミー建築学科のコンペに出品されて優勝。1980年代にはデンマークで最もよく売れたデザインとなり、世界的な認知と象徴的な地位を獲得した。

様々な種類の照明も取り扱う(「セミ ペンダント」は写真中央)
様々な種類の照明も取り扱う(「セミ ペンダント」は写真中央)

「アドネ コーヒーテーブル」は、1950年代に仏デザイナー、ジャック・アドネによるもの。前衛的なデザインで知られたアドネは、革とガラスを組み合わせた家具を制作した最初のデザイナーとされ、フランス大統領公邸エルゼ宮やユネスコ本部のインテリアなど、数々の大きなプロジェクトを担当した。レザーが床面に着地する外観が軽やかさを与えるだけでなく、安全性や安定性も備えた実用的なコーヒーテーブルと言える。

革とガラスを組み合わせた「アドネ コーヒーテーブル」
革とガラスを組み合わせた「アドネ コーヒーテーブル」

 デザインも美しいGUBIの作品は、ニューヨーク近代美術館やヴィクトリア&アルバート博物館、ロンドン・デザインミュージアムのほかフィンランド国立博物館など多数の美術館でコレクションされているほど。一堂にそろうさまは、眺めるだけでもアートとして楽しめそうだ。

(取材・文=バンク北川)

【大丸インテリア館 ミュゼエール】
約4000平方メートルのスペースに、国内外の有名メーカーの家具が集結。“自分に合った家具を自分で選ぶ”楽しさを提供。六甲ライナー・アイランドセンター駅直通の神戸ファッションマート2階。営業時間は午前10時~午後6時。水曜定休。

【「大丸インテリア館 ミュゼエール」神戸ファッションマート公式ホームページ内】

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