『ひみつのアッコちゃん』のアッコ役や、「世界名作劇場」シリーズの『愛少女ポリアンナ物語』のポリアンナ役など声優としてもキャリアを持つ堀江。一方、水木も少ないながら声優経験を持つ。
そんな「声優・水木一郎」についてコメントを求められると、天国の水木を気遣いつつ、「天国に聞こえてたらどうしようだけど……アニキはね、役じゃないの(笑)。うまい下手ではなく……下手なの(笑)」「アフレコのスタジオでのマナーとか、ノイズだしちゃいけないとか、ほとんど知らないから、やりたい放題でね(笑)。その都度私がだめ! っていうと『なんで?』て返してくる。とても自由な人でした(笑)」と語った。
またアニソン歌手の仲間で作った「登山部活動」では、いつも先頭を歩いて、周りに合わせてゆっくり上ってくれたとのエピソードも披露。
「山道の途中で小学生の遠足とすれ違うと、山の反対側から、「うれしいZ――――!!」ってやまびこで声かけると、向こうからも返ってきて(笑)。気さくでしたね」(堀江さん)
水木との思い出は尽きない。
突然の別れから4か月。堀江さんは、「まだ会いに行けば会える気がしているし、きっとまだそばにいてくれているんだろうなと感じています。アニキが空に行ったことで、かえって私たちは、がんばっていい歌を歌うようになったと思うのね。だから悲しんでばかりじゃなく、アニキの気持ちをみんなで受け継いで、できる限り良い歌を心を込めて歌っていこうと思います」と水木さんへメッセージを送った。