動画見るだけで寄付できるSNS『KiKYU』 「ネガティブな世の中を覆したい」 BOLSTER株式会社 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

動画見るだけで寄付できるSNS『KiKYU』 「ネガティブな世の中を覆したい」 BOLSTER株式会社

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 連続起業家兼アーティストのCEOセオとフリーアナウンサー田中大貴がパーソナリティを務める『セケンテー/ぼくらは囚われない』(ラジオ関西 毎週土曜午後8時00分~)。3月9日の放送では、BOLSTER株式会社の代表取締役・松田忠浩さんがゲストに登場。頑張る人を応援し合うSNS『KiKYU』について語った。

BOLSTER株式会社の代表取締役・松田忠浩さん(写真右)、パーソナリティのセオ(同中央)と田中大貴(同左)

「世の中の1人でも多くの人をHAPPYに。」の企業理念を掲げ、BtoB事業やBtoC事業、地方創生及び社会課題解決に向けたEC事業など幅広く展開しているBOLSTER株式会社。なかでも今注目したいのが、同社が運営するSNSサービス『KiKYU』だ。

 やりたいこと、叶えたいことに向かって頑張る人の毎日を応援し合う新感覚SNS『KiKYU』。その特徴は“ポジティブ”なSNSであること。KiKYUには日々の目標から大きな夢まで、たくさんの投稿が集まる。そのほかにも、ユーザー同士が互いの夢や目標を応援しながら実現していく様子を特集したYouTube番組や、社会問題に対する寄付活動など、“毎日をポジティブに”するためのサービスが提供されている。

「世の中の寄付市場を変えたくて『KiKYU』を立ち上げた」と話す松田さん。KiKYUでは自然災害の復興や貧困支援、動物の保護などさまざまな社会問題に取り組む団体やプロジェクトへの応援の輪を広げるため、「寄付」という形で支援を行っている。その方法は、動画を見るだけというシンプルさ(またはサービス内のコインを贈る)。これまで決済や手続きの複雑さがネックで寄付が出来なかったという人を含め、誰でも気軽に寄付ができるという。松田さんは「(寄付を)したくてもできなかった人たちに、どんどん寄付市場に入ってきてほしい」とコメントを残した。

 動画広告の視聴による収益、広告費が寄付に充てられる仕組みだと聞いたセオから飛び出したのは「クライアントのメリットってありますか?」という質問。「広告はもちろん、アプリのダウンロードやECにつながる」と答えた松田さん。さらに、今後の展開として「『KiKYU』中の動画に企業のCSR動画を入れていこうとしています。そこで企業イメージを上げていく」と続けた。

 前職のソフトバンク株式会社時代には、15年に渡りインターネット事業(EC事業、デジタル広告事業)を責任者として牽引。その後、起業してからの軸は「ずっと社会貢献」と語る松田さん。そのきっかけは、実父が亡くなったときに人の繋がりや応援の大切さ、人のあたたかさに触れたことだったという。

「ある程度利益を感じた方って社会貢献したくなるんですか?」という田中からの質問に、「僕は完全にそうですね」と答えたセオ。「20代30代までは資本主義のど真ん中にフルスイングしていたけど……。今はもう逆向き。それが世の中の潮流」と振り返った。その言葉に「同じですね」とうなずいた松田さんは「僕も20代30代は本当にど真ん中でやっていました。昔から(社会貢献への)思いはあったんですけど、40歳を超えてやっと振り切れた」と語った。

「億単位で売り上げたり稼いだりするよりも、1人の人に寄付して喜んでもらえることの方がうれしいです。満足度が違う」という松田さん。「心理学的にもそうですよね。寄付することで幸福度は上がる」と同意したセオは「現代人はSNSの影響で自己肯定感が低くなり、承認欲求にとらわれている」と指摘。そのうえで「寄付は(自己肯定感を上げる)ひとつの手段になるのではないか」と持論を展開した。

「ビジネスをしている感覚はない」「サービスを追求しているだけ」「どんどん社会貢献を広げたい」と語った松田さん。セオは「そういう人が増えるべき」と強く主張し、「そういう方がちゃんと前に出る社会になればいいな。社会貢献に真摯に取り組んでいる方をメディアがしっかり取り上げるべきじゃないかな」とコメントした。


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