能勢電鉄が、13日に開業110周年を迎える。13日から11月23日の期間中は、開業110周年記念期間として特別車両を運行する。ほかにも、駅印帳にスタンプを集める「駅スタンプ」、記念車両の留め置きイベント、特別グッズの販売などを実施する。29日には、車掌体験や運転シミュレーションができる「のせでんレールウェイフェスティバル2023」も開催。記念グッズの販売も行う。
能勢電鉄は、1908年、日蓮宗寺院の一つである能勢妙見宮への参詣者と能勢地方の産物の輸送を目的に、能勢電気軌道株式会社として創立された。13年には、川西能勢口〜一の鳥居間で営業を開始。軌道法から地方鉄道法に変更したことを契機に、社名が能勢電鉄株式会社になった。
13日からは、1700系車両から1757編成車が記念号として運行を開始する。1757編成車には、計4枚の記念ヘッドマークが掲出される。5100系、7200系にも順次掲出予定。ほかにも、車内吊りやドア横の広告スペースを活用したギャラリー展示を実施するほか、車体への記念ステッカーの貼付なども行う。なお運行ダイヤは未定。
同日、川西能勢口や日生中央駅などを含む能勢電鉄15駅と、妙見の森ケーブル山上駅にスタンプを設置する「駅スタンプ」も開始する。小学生以下の子どもは、専用の駅印帳(200円)に全てのスタンプを集めると、先着で500人にノベルティグッズがプレゼントされる。スタンプ帳、グッズは山下駅で受け取れる。終了時期は未定。
110周年記念号(1757編成車)の留置は、5月13日、能勢電鉄山下駅4号線ホーム(兵庫県川西市)で実施する。車内の展示や装飾を楽しめるほか、記念グッズの特別販売会も行われる。午前9時30分から午後2時30分。入場には、乗車券または入場券が必要。
4月29日には、能勢電鉄平野車庫(兵庫県川西市)で「のせでんレールウェイフェスティバル2023春 ~開業110周年記念回~」を開催する。当日抽選で、実際の電車を使った運転シミュレーションや車掌体験ができるほか、プラレール運転会やジオラマ展示、オリジナルグッズの販売などが行われる。なお入場者が1000人を超えた場合は、入場制限を実施する。午前10時から午後3時。入場は無料。雨天決行・荒天中止。
また記念グッズには、今では見られないレトロな車両が載った12枚入り「記念硬券セット(1500円)」や、記念ヘッドマーク2種類と電車が3連になった「3連アクリルキーホルダー(900円)」などが登場する。29日のレールウェイフェスティバルで発売開始。その後はオンラインショップでも販売を予定している。
詳細は、のせでん公式サイトに掲載されている。