《大阪・関西万博 開幕まで2年》会場の人工島・夢洲で起工式 岸田首相ら出席「1970年を超える新世紀の万博に」記念貨幣発行へ | ラジトピ ラジオ関西トピックス

《大阪・関西万博 開幕まで2年》会場の人工島・夢洲で起工式 岸田首相ら出席「1970年を超える新世紀の万博に」記念貨幣発行へ

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「国家的イベント、機運の醸成を本格的に」十倉雅和・博覧会協会会長
大阪・関西万博会場のシンボルになる大屋根(リング)藤本壮介氏がプロデュース ※画像提供・日本国際博覧会協会
夢洲に大屋根の一部のモックアップ(実物大の模型)が 柱に梁を通す「貫構造」の精度や取り付け手順を検証 その後解体される<2023年4月13日撮影>

 岸田首相は祝辞で、大阪・関西万博の名誉総裁に秋篠宮さまが就任されたことと、記念貨幣の発行について報告。そして、「1970年の大阪万博で、“太陽の塔”や“月の石”に高揚感を覚えた。それから55年後に再び大阪で開かれる万博には、新型コロナウイルスや地球温暖化など、時代を画するような出来事が続く中、“いのちと向き合う”催しとして大きな期待が寄せられている。70年の万博を超える新世紀の万博にすべく、これからの2年間全力で取り組む」と抱負を述べた。

岸田首相「”いのちと向き合う”新世紀の万博に」
岸田首相は13日、万博会場とロゴマークをデザインした銀貨(写真右下にイメージ画)を発行すると明らかにした

 西村経産相は「時代の転換期、日本がアニマルスピリッツ(野性的な躍動)を呼び起こし、イノベーションを進めることが重要だ。関西はインスタントラーメンや魔法瓶、人口衛星を生み出し、開発してきた歴史がある。空飛ぶクルマのほか、ライフサイエンスでも最先端の技術を世界に発信するため、『やってみなはれ』の精神で世界の未来を切り開く万博にしていければ」と期待を込めた。

「やってみなはれの精神で」西村康稔・経済産業相
「夢洲を訪れ、この未来に進んでいこうと思える万博に」吉村洋文・大阪府知事

 そして開催地・大阪を代表して吉村大阪府知事が「今は何もない夢洲に、2年後のきょう、150か国もの英知が結集する。大阪や関西、日本には素晴らしい技術と個性がある。日本ここにあり、と言われる万博を開催したい。そして次世代を担う子どもたちが会場を訪れ、この未来に進んでいこうと思えるような万博に」と述べた。

会場デザインプロデューサーを務める建築家・藤本壮介氏(左から2番目)「大阪・関西、日本の歴史を引き継いだ世界最大級、木造の”大屋根”に期待を」
廃校の木造校舎を移築、「 いのちを守る 」をテーマに 河瀨直美プロデューサー

【2025年大阪・関西万博 公式ウェブサイト】

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