今年でデビュー30周年を迎え、2月には記念ライブを開催したTRF。2024年には30周年を締めくくるライブの実施を発表するなど、メモリアルイヤーを彩るさまざまなトピックが目白押しだ。DJ KOOは、15日、自身がパーソナリティをつとめるラジオ番組『DJ KOO×REBOOT THE WORLD』(ラジオ関西)で30周年を迎えるまでの変遷を語った。
30周年ライブに参加したというリスナーからのメッセージを紹介したDJ KOO。「ライブ中に発表された来年のライブも行きたいです」との声に「ありがとうDo Dance!」と感謝を示しながら、改めてライブを振り返った。
「ワンマンライブというのは超久々で、(ライブの)2日くらい前に声出しOKになった。コールアンドレスポンスもあって、エネルギーをもらえました。それまでは配信ライブもやっていたけど、やっぱり生がいいんですよ。目の前にお客さんがいて、リアルタイムの声が返ってくるのはうれしかったですね」(DJ KOO)
「一念発起して丸5年勤めた食品会社を退職。長年の夢であるフードコーディネーターを目指します」というメッセージも寄せられた。安定した収入がなくなることから、不安を感じているというリスナー。メッセージには「KOOさんにも苦しかった時代はありましたか? どのようにモチベーションを上げていましたか?」という相談がつづられていた。
過去に中学生から同様の質問を受けたことがあると明かしたDJ KOO。その場では「安定は後からついてくるよ」と回答したそうで、その真意についてこのように語った。
「どんな仕事でも、自分がビビッときたもの・好きなことをやれるうれしさ、手ごたえを感じるというのが仕事をするうえでのやりがいだと思うんですね。安定よりも、自分がやったことで誰かが幸せになってくれる、喜んでくれるというのを感じながら仕事を続けられることの方が価値がある」(DJ KOO)
さらにDJ KOOは、デビュー前の苦労についても振り返った。苦しい時期だったと明かしたのは、自身が30歳前後で、DJという職が過渡期を迎えていたころ。当時すでに結婚しており、さらには機材の借金も少なくなかったそうで、DJの仕事がないときには日当1万円の清掃バイトをしながら食いつないでいたという。
「『音楽を諦めないといけないのか』と思ったのは、一生のうちであれが一度だけかな」と語ったDJ KOO。そんな折にTRF結成の話があがったそうで、小室哲哉との出会いが人生を変えたという。自身の経験を踏まえ、リスナーには「何でも一生懸命やっていると、必ずハッピーの神様が手を差し伸べてくれると思います」とエールを送った。
※ラジオ関西『DJ KOO×REBOOT THE WORLD』2023年4月15日放送回より