任期満了に伴い、23日に投開票された姫路市長選挙は、2期目を目指した無所属の現職、清元秀泰氏(59)=自民、公明推薦=が再選を確実にしました。報を受け、午後8時過ぎに選挙事務所に到着した清元氏は「見通しが悪く、本当に厳しかった」と、1週間の選挙戦を振り返り、次の任期に向けて「市民の命や暮らしを守り、一人一人が幸せを追求できるような市政をやっていく」と、抱負を述べました。
政権与党と維新が争う構図となった今回の選挙戦で、清元氏は新型コロナ対応をはじめとした1期目の実績を強調。次世代エネルギーなどをいかし、環境に配慮したまちづくりを掲げ、「責任ある政治を私がやらなくてはならない」と市政の継続を訴えました。
一方、維新の推薦を受けた元・財務官僚の無所属新人、榑谷(くれたに)健太郎氏(38)は敗れました。榑谷氏は、市長の給与カットや、18歳以下の医療費完全無償化など、子育て世帯への重点支援を打ち出し、「古い政治から新しい政治に変えていこう」と呼び掛け続けましたが、及びませんでした。