昭和世代には意味不明! Z世代の流行語「てぇてぇ」を調査してみた →オタク達の情熱が生みの親と判明 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

昭和世代には意味不明! Z世代の流行語「てぇてぇ」を調査してみた →オタク達の情熱が生みの親と判明

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「てぇてぇ」という言葉をご存知でしょうか? 10代〜20代前半を中心にネットスラングとして使われている用語です。もともとはVTuber(バーチャルYouTuber)界隈で使用されていた言葉ですが、2023年のZ世代流行語ランキングにランクインしています。

 昭和生まれなど、Z世代外の人からするとまったくもって「?」なこのワード。意味や由来について調査してみました。

「てぇてぇ」って何?

「てぇてぇ」使用の発端は諸説あり、ひとつはTwitterに投稿された漫画がきっかけではないかと言われています。あるバーチャルライバーグループの仲のいい様子が漫画で描かれ、その様子を見たキャラクターがオチとして「てぇてぇ」と呟いたシーンがきっかけとなりVTuber界隈で多用されるようになっていったそう。近年ではアニメキャラクターやアイドルのほか、VTuber・動画配信者に対して使用されることもあります。

 次に由来ですが、“萌え(もえ)”という言葉が起点という説があります。“萌え”は1990年代に誕生した言葉で、おもにアイドルやアニメ好きの男性が強い愛着心・情熱・欲望などをひっくるめた「可愛い・好き」の意味合いで用いられ、2000年代初頭には“オタク用語”として世間から注目を浴びました。

“萌え”はその後一般的に浸透していき、2021年頃には“尊い”という言葉へと変化。同時期、世間では好きなアイドルやキャラクターのことを“推し(おし)”と呼ぶように。さらにこのふたつの言葉をドッキングさせた「推しが尊い」というフレーズが発生し、“尊い”は推しに対する最上級の形容詞として使用されるようになりました。

「推し活」という言葉を近ごろよく耳にしませんか?

 そして冒頭に述べた「てぇてぇ」は、さらに尊さを感じた時に使用する言葉だそう。要するに“尊い”のさらに上のレベルを表すのが「てぇてぇ」。使い方としては「このキャラクターの笑顔、本当にてぇてぇ」「推しの笑顔がてぇてぇすぎる」などなど。

☆☆☆☆

 以上が今回調査して分かったことです。どの時代においても推しへの愛情の深さは変わらないですが、その思いをキャッチーに言語化する独特の文化は日本ならでは。来年にはまた新しい表現が登場しているかもしれませんね!

(文=弘松メイ)

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