とはいえ、投票率は55.11%と、前回(2019年、48.69%)よりは上がったものの決して高いとは言えない。高島氏は、「小さな成功体験をどのように作れるかだと思います。自分の声や行動、一票で、社会が変わったと思っていただければ投票行動につながると思います」との考えを示し、「まだそこがつながっていない。投票しても無駄だ、と思われています。我々が結果を出して、期待に応えることによって、声を上げたら変わるんだと(どれだけ)実感していただけるのかだと思います」と、気を引き締めた。
史上最年少での当選で注目度も高く、メディアへの出演が続いているが、ラジオはこの時が初めてだったそう。「ラジオは好きで、勉強中もずっと聴いていました。実は高校時代に、関西の他の高校の生徒会メンバーで、月に1回、地域のコミュニティFM(FM尼崎)で番組を担当していました。しゃべるのは大好きです」とパーソナリティの目を見つめながら語る一幕もあった。
高島氏は今後について「芦屋市を、世界で一番住み続けたい街にします」と宣言。「市民の皆さんとの対話で一緒に実現したい。市民の皆さんの力を貸してほしい。市外の方にも注目してもらい、引っ越しの候補に入れることを考えていただければと思います」とアピールした。
そして、「芦屋が大好き、芦屋市民を大好きな方が数多くいるのが芦屋の魅力なので、その市民力を生かしてやっていきたい」とした上で、「(市長として仕事をするのが)楽しみですね。ひとえに期待を受けての当選だと思うので、これをどのように結果で返せるかだと思います」と笑顔で締めくくった。
※ラジオ関西「ニュース・タイムライン」2023年4月27日放送回より