1870年創業の老舗、葛専門店の井上天極堂(奈良県御所市)は、吉野本葛を使用した“溶けないかき氷”「苺みるく本葛氷」を販売している。2022年販売時の好評を受けて再登場したもので、夏季限定。なくなり次第終了する。
葛粉を使用した“溶けないアイスバー”が知られるようになったなか、“溶けないかき氷”は同店の夏の名物になっているという。葛粉ならではの特性を生かした溶けにくい本葛氷を用いており、わたあめのようなふんわり食感を楽しめるという。
高知県の氷屋・苺氷り(いちごおり)本舗とのコラボによって生まれた。「苺氷り」は苺氷り本舗の看板商品で、自家農園で収穫まで手がけた新鮮ないちごを、まるごと氷に閉じ込めて作られている。2019年には、全国の道の駅スイーツが集結する「道1グランプリスイーツ部門」でグランプリを受賞した。
「苺みるく本葛氷」は、苺氷り本舗の「苺氷りをもっと手軽に、家庭でも食べてもらいたい」という思いから開発されたそうで、井上天極堂の地元である奈良の明日香村産のいちごを使い、“白いダイヤモンド”と呼ばれる自社開発の吉野本葛を氷に混ぜ込んでいる。独自の製法技術により、カップ入りでもふんわりとした食感が保たれるのだそう。
6個入り(3996円/送料込)。井上天極堂ネット本店でのみの取り扱いで、冷凍便にて届く。