おさななじみの男女の進みそうで進まない恋模様を描くラブコメ漫画を実写映画化。映画『おとななじみ』が全国ロードショー公開中です。
主人公は、おさななじみの男女・ハルと楓。2人は同い年で、4歳の時から隣の家に住んでいます。幼稚園から高校までずっと同じでした。ハルは優しい性格なのですが、恋愛には鈍感な超残念男子です。楓はハルのことを好きで、20年間ハルのことを想い続けていますがハルは気づく様子が全くありません。
学校を卒業し、24歳になった2人。お互い一人暮らしを始めるのですが、結局、今も同じアパートの隣の部屋に住んでいます。
ハルは会社でセクハラを受けていた同僚の女性を助けようとして上司を投げ飛ばしてしまい、現在は無職です。ハルはだらしない生活を送っていて、部屋では洋服を脱ぎっぱなしにして食べ物を片付けないため、いつも散らかっています。一方、楓はハルの好きな唐揚げが美味しい弁当屋で働いていて、毎朝ハルを起こし部屋をきれいにしてあげるなど世話を焼いてきました。しかし楓の好意に甘えるだけのハルに愛想が尽き、ハルから離れようとします。
ハル「俺、オカンいなくなると生きていけないし」
楓「だれがオカンじゃ!」
自分のことをオカン扱いするハルに楓は業を煮やし、同じくおさななじみの伊織と美桜に相談します。
楓は20年間の想いをあきらめることに決め、ハルに宣言します。
楓「ちゃんと素敵な相手と、ちゃんと恋するから!」
ハル「好きにしろよ!」
楓はこうして新しい恋をしようと決意するのですが、実際にはズルズルとハルをあきらめきれません。そんな楓に伊織が近づきます。伊織はハルと対照的で、勉強も仕事もできる超完璧クール男子です。伊織は楓に小学生のころから好きだったことを告白します。