「こんなに話が合うなんて!」 日本全国から学生集まる 演劇×観光が学べる大学の魅力とは | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「こんなに話が合うなんて!」 日本全国から学生集まる 演劇×観光が学べる大学の魅力とは 

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 この春、演劇と観光が学べる四年制公立大学「芸術文化観光専門職大学(CAT)」(兵庫・豊岡市)に入学した学生が、同大学の学長を務める劇作家・演出家 平田オリザさんのラジオ番組(ラジオ関西『平田オリザの舞台は但馬』)に出演。学校生活や現在の心境を語った。

芸術文化観光専門職大学の学生・佃柚葉さん

 番組に出演した佃柚葉さんは、広島県出身。高校時代は演劇部と放送部に在籍しながら、地元の舞台やラジオ番組に出演するなど精力的に活動していた。高校3年生のときに参加した、演出家・多田淳之介さんのワークショップで「芸術文化観光専門職大学」(以下、CAT)が話題になり、興味を持ったという。

「多田さんがCATで学生と一緒に『OZ』という作品を作った話を聞いて、『楽しそう!』と思った。これまでは大人の手で作られた作品に出演することが多かったので、自分たちで主体的に作れるならおもしろそうだと思い、そこからは両親を必死に説得しました(笑)」(佃さん)

 全国から学生が集まるCATでの学校生活は、とにかく刺激的だという。アクティブラーニングを中心とした1コマ120分の授業に最初はとまどったそうだが、コミュニケーションを取りながら進められるので意欲的に取り組むことができる。

 専門性が高い大学ということもあり、異なる価値観を持つ者同士が集まっているので時に衝突することもある。しかし、個性的な面々がそれぞれに興味のあることを持ち寄りシェアできる場があるので、毎日飽きることがないと佃さんは語る。

「学年全体LINEに『○○さんが高校生のときに出た舞台のDVDをみんなで観よう!』というメッセージが回ってきたりするんです。これまで、こんなにたくさんの話が合う人と出会えなかったから本当に楽しい。入学するまでは『舞台に出たい』という気持ちが強かったけれど、今は『作ってみたい』!」(佃さん)

 CATには、学長を務める平田さんと直接対話することができる『学長室開放日』というユニークな試みもある。先日利用したという佃さんは「最初は緊張したけれど『将来どうしたらいいですか?』など、いろいろなお話ができました!」と笑顔でコメント。平田さんは「それ(将来のこと)は自分で考えなきゃ! 大いに悩んで大学生活を謳歌してください」と、改めてエールを送った。

芸術文化観光専門職大学の学生・佃柚葉さん(写真中央)、番組パーソナリティの平田オリザ(同左)、田名部真理(同右)

※ラジオ関西『平田オリザの舞台は但馬』2023年5月25日放送回より

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『平田オリザの舞台は但馬』
放送日時:毎週木曜日 13:00~13:25
放送局:ラジオ関西(AM 558khz / FM 91.1mhz)
パーソナリティー:平田オリザ、田名部真理
メール:oriza@jocr.jp

『ラジコ』では放送後1週間はタイムフリーでの聴取が可能。番組では、平田オリザさんが、ともにパーソナリティーを務める田名部真理さんと、これまでの自身の話しや演劇界への思い、移住拠点となっている兵庫・豊岡、但馬地域について、トークを進めていく。

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