5月30日から開幕する「バレーボールネーションズリーグ2023」を前に、元バレーボール女子日本代表の竹下佳江氏が、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組『竹下佳江のいいな117ヴィクトリーナ 』（ラジオ関西）で、今大会の見どころを語った。
国際バレーボール連盟（FIVB）が開催している「バレーボールネーションズリーグ」は、男子の「ワールドリーグ」、女子の「ワールドグランプリ」に代わる大会として、FIVBが2018年に新設した国際大会。1年に1度、男女共通の競技方式で行われ、世界のトップレベルの男女16か国ずつ参加。今大会では各チームが12試合を戦い、その結果に基づき順位を決定する。なお、ファイナルラウンドには予選ラウンド上位8チームが出場し、ノックアウト方式のトーナメント戦で優勝チームを決める。
女子日本代表「火の鳥NIPPON」は5月30日に予選ラウンド初戦で、ドミニカ共和国と対戦する。また、男子日本代表「龍神NIPPON」の開幕戦は6月6日、相手はイランに決まっている。どちらも会場は、愛知県名古屋市の日本ガイシホール。
今回、番組では女子日本代表をピックアップし、竹下氏が次の質問に回答した。
――ドミニカは強いですか？
【竹下氏】 強いですよ！ 世界はどこも水準が高いので。確かに「どうか？」と聞かれると、ドミニカはまだ“粗い”チームではあるのですが、選手がいろいろな国で試合を行っているので、経験値も上がってきている国だと思います。非常に能力の高い選手が多いです。
――日本はドミニカとどう戦っていくと思いますか？
【竹下氏】 日本は、基本的にすごいエースが1人いるというチームではなく、チーム力でどう世界と戦っていくか……というチーム。今年（のカギ）はサーブ！ サーブに力を入れたいところですよね。残るチームというのは、やっぱりビックサーバーがいるところ。そういうチームを作りたいもの。（メンバーの）会見で（監督の）眞鍋（政義）さんは「サーブが入らない選手は入れない」と言っていましたし。そんな感じで、サーブ力が注目ですね。それがどうゲームを左右していくのかが注目ですね。
――サーブはやはりバレーの課題ですか？
【竹下氏】 サービスエースで得点を重ねれるならもちろんですが、サーブでどれだけ相手を崩せるか、Cパス（アタッカーが1人しか選択できないパス）までいかせるか……というのがテーマになるかな。相手の攻撃を絞りやすくする、というのが結構重要になってくると思いますね。
――そのほか、注目の対戦カードを教えてください。
【竹下氏】 どこも強いな～（笑）。でも、ブラジルとトルコはワールドカップの予選でも当たるんですよね。だから、そこはやっぱり私たちだけでなく、ファンなどバレー好きな方はみんな見たいんじゃないですかね。私も注目してます！
