早い梅雨入り、梅酒づくりシーズン到来「今年の梅は量、質ともに平年以上!」チョーヤ梅酒 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

早い梅雨入り、梅酒づくりシーズン到来「今年の梅は量、質ともに平年以上!」チョーヤ梅酒

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大阪川向工場(大阪府羽曳野市)の熟成タンク  50トン(容量45トン)高さ約7メートル・幅約3メートル 計200基 このほか紀州、伊賀上野の各工場で計446基ある
添加物を使用せず、ウメと砂糖、アルコールのみを原料とする「本格梅酒」はここから

 チョーヤは老舗の梅酒製造・販売メーカーとして“本物”へのこだわりを追求し、本格的に世界市場を視野に入れている。南高梅の漬け込みは、いわは”一丁目一番地”の工程。

2023年も4000~6000トンを漬け込む
金銅俊二・チョーヤ梅酒専務取締役「春先の天候に左右される梅の実、梅雨の時期によく太る」

 チョーヤ梅酒の金銅俊二専務取締役は「梅雨入りと同時の梅の漬け込み、この時期の気合の入れ方は違います。ウキウキする気持ちは抑えられないですね。初日だけでも10トン、シーズン中は4000~6000トンを漬け込みます。梅雨がないと、梅の実は太らないですし、梅の表情が大きく変化するのもこの時期です。今は青梅でも、1週間すれば黄色くなり、甘みが増えます。梅の漬け込みは『質・量・熟』。良質の梅をたくさん使い、じっくりタンクで熟成させた梅酒を期待してください」と話した。

梅の実には表情があり、梅雨のシーズンは数日ごとに変わるという
もとは葡萄酒を製造していたチョーヤ 1959(昭和34)年から「日本の梅酒」を世界に

 ※農林水産省によると、2022(令和4)年産の梅の収穫量は全国で約9万6600トン。このうち和歌山県では6万4400トンと、全国の約67%を占める。


【チョーヤ梅酒 公式ウェブサイト】

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