世界初の缶コーヒーは神戸発だった? 創業者の「もったいない精神」が誕生のきっかけ? | ラジトピ ラジオ関西トピックス

世界初の缶コーヒーは神戸発だった? 創業者の「もったいない精神」が誕生のきっかけ?

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 ちなみに『UCCミルクコーヒー』といえば、3色のカラーリングが特徴的ですよね。こちらも上島さんのアイデアで、コーヒー豆の収穫から焙煎までの過程を表す色の変化を意味しているのだとか。

「茶色は焙煎されたコーヒー豆、白色はコーヒーの花、赤色は熟したコーヒーの実を表しています。発売当初から3色のベースは変えておらず、2019年には食品業界では初となる『色彩のみからなる商標』に認められました。発売50年を通し、全国の幅広い年代の方に認知されていることが認められた証だと思います」(広報担当)

2023年時点で使用されている10代目のパッケージ(提供=UCC上島珈琲株式会社)

☆☆☆☆

 世界初の缶コーヒーは、創業者による「もったいない精神」から生まれました。列車での出来事がなければ、今の缶コーヒー事情も少し変わっていたかもしれませんね。

(取材・文=つちだ四郎)

◆UCC上島珈琲株式会社(神戸本社)
650-8577 兵庫県神戸市中央区港島中町7-7-7
公式サイト

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