サッカー元日本代表で、宝塚市出身の岡崎慎司選手(37)が6日、兵庫県庁を表敬訪問しました。ベルギーリーグ1部・シント=トロイデンVVでプレーした2022-23シーズンを振り返ったほか、自身が理事を務める一般社団法人マイスター(神戸市西区)の取り組みを紹介。兵庫県の斎藤元彦知事は、将来的に同法人と連携協定を結ぶ意向を明らかにしました。
「マイスター」は、岡崎選手ら滝川第二高(神戸市)の卒業生を中心に、トップチーム「FCバサラ兵庫」(社会人サッカー・関西1部リーグ)や「FCバサラマインツ」(ドイツ6部リーグ)などを運営しています。3月には、岡崎選手自身がかつて所属したスペイン2部リーグ・ウエスカに小学生を派遣し、チームや現地の子どもらと交流しました。岡崎選手は「『世界』がキーワード。日本人が海外で活躍する可能性を広げたい」などと思いを語りました。
岡崎選手は、「県と一緒に、兵庫を代表するスポーツ施設を作りたい。『やりたい』じゃなく『やろう』という思いだ」と話し、県に協力を求めました。斎藤知事は、「世界に通じる選手、人材を育成していくきっかけを作るのは大事なこと。まずは連携協定を結ぶことからスタートし、兵庫県ができるサポートを探っていきたい」と、支援を約束しました。