栄養士の資格を持つ落語家の桂ぽんぽ娘(ぽんぽこ)が、ラジオ番組『原田伸郎のびのび金ようび』(ラジオ関西)に出演。テレビ番組の料理自慢芸人対決にも出場する腕前を生かし、焼き肉のタレを使った、子どもも食べられる甘めの「ヤンニョム風チキン」のオリジナルレシピを紹介した。
これまで、リスナーからのさまざまなリクエストに応えて、数々のオリジナルメニューを考えてきたぽんぽ娘。しかし最近、その頑張りが原因で子どもが喜んで料理を食べてくれなくなったという。
小学6年生になる娘に「最近好きな料理は?」と尋ねてみると、栄養士である母・ぽんぽ娘が工夫を凝らして作った料理ではなく、「雑穀米」という答えが返ってきたのだとか。どうやら、栄養を考慮して苦手な食材を取り入れた料理を作っていたことが、反抗期を迎えている娘にとってストレスになってしまっていたようだ。このことを反省したぽんぽ娘は今回、子どもに喜んでもらうために甘めの「ヤンニョム風チキン」を考案した。
「ヤンニョムチキン」といえば、鶏のからあげにからめた甘辛いタレがクセになる韓国フード。通常のヤンニョムチキンだとからさが強いため、今回のレシピでは焼き肉のタレを使って子どもも食べられる甘さにアレンジしている。
◆甘めのヤンニョム風チキン
【材料】
・鶏むね肉(1枚)※もも肉でもOK
・塩
・油
・片栗粉
・とろけるチーズ(好きなだけ)
☆ヤンニョム風ソース
・ケチャップ(大さじ3)
・焼肉のタレ(大さじ3)
・はちみつ、または砂糖(大さじ2)
・コチュジャン(大さじ1)
【作り方】
(1)皮をはがした鶏むね肉は観音開きにしたあと、食べやすい大きさの細切りにする。
(2)鶏むね肉に塩をかけ、キッチンペーパーで軽くふいてから片栗粉をまぶし、揚げ焼きにする。
(3)別皿にケチャップ、焼肉のタレ、コチュジャン、はちみつを混ぜてヤンニョム風ソースを作っておく。
(4)揚げ焼きにした際の油を捨ててキッチンペーパーで拭きとったあと、混ぜたタレを入れて煮絡める。
(5)チーズをのせてフタをし、チーズが溶けたら出来上がり。
通常、ヤンニョムチキンには鶏もも肉を使うが、むね肉を使うことで節約にもなる。ぽんぽ娘の使用した鶏肉が大きかったためソースの分量がやや多めなので、ケチャップ(3):焼き肉のタレ(3):はちみつ(2):コチュジャン(1)の比率で調節してほしいとのこと。
からさを抑えるためのチーズの量はお好みで調整を。材料にはないが、もやしを一緒に炒めて添えるとかさましになる。さらに、ソースが余った場合にはうどんを入れて焼きうどんにできたりと、節約レシピとしてのアレンジの幅も広い。
からすぎない味つけで子どもに喜んで食べてもらえるだけでなく、むね肉を使うことで節約にもなるうれしい一品だ。
◆桂ぽんぽ娘
吉本興業。東京出身の上方落語家。昭和女子大学短期大学部食物科学科卒。女性落語家としては珍しい「ピンク落語」が有名。栄養士の免許も取得し、笑いと栄養の両面から健康をテーマにした講演も行っている。
※ラジオ関西『原田伸郎のびのび金ようび』 2023年6月2日放送回より
【放送音声】2023年6月2日放送回