地域のスポーツ用品店×スポーツアンカーが仕掛ける未来展開 「より身近にスポーツをできるように」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

地域のスポーツ用品店×スポーツアンカーが仕掛ける未来展開 「より身近にスポーツをできるように」

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 兵庫・北播磨に本社を置くスポーツ用品店が、同地域出身のスポーツに精通したフリーアナウンサー(スポーツアンカー)とタッグを組んで、新たな事業展開に取り組んでいる。

 兵庫県三木市に本社を置く株式会社コーベヤは、地元に根付いたスポーツ用品店。代表取締役社長の稲田豊大さんは、大手スポーツ用品メーカーで五輪関連の部署を担当した後、家業に戻り、29歳という若さで父親から事業を継承した。代表就任を機に、新たな取り組みにも意欲的な稲田さん。そのなかで、昨今のスポーツ業界にある“問題点”に気付いたと話す。

株式会社コーベヤ代表取締役社長の稲田豊大さん(写真:ラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』)

「田舎に帰ってくると、スポーツしやすい環境はあるんです。でもスポーツ用品の価格が高いという問題がある。例えばキャッチボールは2人でやるもの、そうなるとグラブは2つ必要になりますよね。1つ買うだけで約5万円のグラブを2人分買うなら約10万円もしてしまう。この問題を解決できないか、スポーツをもっと身近にできる方法はないか……」

 そこで相談した相手が、三木と同じ北播磨地域の1つ、兵庫県小野市出身のフリーアナウンサー・田中大貴だった。田中アナは小野高校、慶應義塾大学時代に野球部で活躍。その後、フジテレビに就職し、アナウンサーとして様々な番組で活躍。野球などスポーツ取材に長け、フリーになった現在も「スポーツアンカー」として、試合実況やイベント司会をはじめ、多方面で精力的に動いている。

株式会社コーベヤ代表取締役社長の稲田豊大さん。左が林歳彦氏(会社経営者・環境活動家)、右が田中大貴(フリーアナウンサー) (写真:ラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』)

 その田中アナからの様々な案をいかしながら、稲田さんたちは今、「恩返しプロジェクト」という新たな取り組みを進めている。このプロジェクトについて、田中アナは「サブスクのような形で、月5000円ずつ支払えば1年で(スポーツ用品が)購入できるような新たな取り組みをこれからしていきたい」と説明。野球をはじめようとする子どもたちが、グラブ購入という“野球の入口”でつまづかないようにという思いが込められている。

 若さを武器に、単なるスポーツ用品小売店だけではない、様々な企画を考え、実践してきたという稲田さん。「(スポーツ用品小売店は)田舎は都会よりも数が多いのかなと感じる。そのため、田舎でできた事例、システムをほかの田舎に輸出することはたぶんできるのではないか」と、今後の展開についても思いを巡らせつつ、「まずは地元・三木を誠心誠意、ちゃんと元気にさせてもらうというのをやらせてもらって、その先にほかの田舎につながることがもしあるなら、それでいいのかなと思っている。まずは目の前のことをしっかりしたい」と、地元密着の精神を大事にしていた。

 なお、稲田さんと田中アナは、年明けの2024年1月に神戸のスタジアムで、プロ野球OB選手も参加する「リアル野球盤」イベントを行う構想もラジオで明かしていた。

※ラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』2023年6月5日放送回より

株式会社コーベヤ代表取締役社長の稲田豊大さん。左が田中大貴(フリーアナウンサー)、右が林歳彦氏(会社経営者・環境活動家) (写真:ラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』)
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としちゃん・大貴の ええやんカー!やってみよう!! | ラジオ関西 | 2023/06/05/月 19:30-20:00

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