吉本興業のお笑いコンビ・からし蓮根が、水曜にパーソナリティーを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-木午後2時30分~)のなかで、「食べ物の写真を撮るかどうか」について話した。
「おいしいものは食べたいが、撮る必要は特にない」という考えのもと、食べ物の写真を撮ることはないという伊織。
一方の青空は「写真を撮っていない奴は『あまり楽しんでないのかな』と思われそうやから、場の空気を乱さないように撮影する」そうで、一緒に食事をしている人が写真を撮っている場合にのみ撮影することを明かした。ただ、「撮影してもあとで見返すことはない」ともコメント。あくまでもパフォーマンスとしての撮影であることに対し、伊織は「食べ物に興味のない青空が写真撮影をしているのは嫌だ」と不満の声を漏らした。
撮らない派のリスナーからは、「たとえ撮ったところで見返すことはなく、スマホの容量を圧迫するだけ」という声が寄せられた。それよりも「撮る時間があるなら早く食べたい」というのが1番の思いだそうだ。
なかには、「食べ物の写真を撮る人との食事はNG」と言い切るリスナーも。友人とファミレスに行った際、自身の料理が先に届いたため食べようとしたところ、友人が「写真を撮りたい」と言って撮影を始めたのだそう。周りの目が気になって恥ずかしいだけでなく、すぐにご飯を食べられなかったこともあって「すごく嫌な気分になった」と当時の心境がつづられていた。
「普段は撮らないが、下手くそにできた料理なら撮る」という一風変わったメッセージも寄せられた。以前、息子のために作った弁当のできあがりが自分でも笑えてしまうほどに汚かったため写真に撮ってツイッターにのせたところ、思いのほか「いいね」がきたのだそう。この経験から、下手な料理だけ撮影するという変わった趣味ができたのだとか。
写真を撮る派からも「食べ物関係はSNSで『いいね』がつきやすいから撮る」「娘が作ってくれた料理やスイーツは自分だけの思い出として残す」「仕事の際のランチ写真を妻に送りつける」など、さまざまな意見が届いた。外食をした際に撮影し、日記のような感覚でSNSにあげるというリスナーもおり、全体の意見を集計すると食べ物の写真を撮る派は62.5%、撮らない派は37.5%となった。
(取材・文=バンク北川 / 放送作家)
※ラジオ関西『Clip水曜日』2023年6月7日放送回より