大阪・関西万博 大人入場料、異例の高額・7500円を基本ラインに 警備費増大が影響 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

大阪・関西万博 大人入場料、異例の高額・7500円を基本ラインに 警備費増大が影響

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 大阪・関西万博(2025年4月13日~10月13日 184日間)を運営する日本国際博覧会協会が、万博入場券の基本料金を大人7500円(一日券)とする方針を決定した。14日、博覧会協会が大阪市内で理事会を開き、その後の会見で明らかにした。

会見に臨む日本国際博覧会協会・十倉雅和会長(右)と石毛博行事務総長<2023年6月14日午前 大阪市北区>

 入場券を開幕後に購入する場合を基本料金とする。基本料金は、18歳以上の「大人」が7000円、12歳以上17歳以下の「中人」が4200円、4歳以上11歳以下の「小人」は1800円で、3歳以下は無料とする。
 前売券は価格を割り引き、入場券は電子チケットを用いる計画で、会場までの交通機関などの混雑を回避するため、来場日時は原則、半年前から予約可能とする。

大阪・関西万博会場 夢洲(ゆめしま・大阪市此花区)※画像提供・日本国際博覧会協会

 今後、国の判断を踏まえて正式に決定する。博覧会協会は、開幕500日前の2023年11月30日にも前売券の販売を開始したい考えで、入場時期によって段階的に安くなる前売の割引券も設けるという。

 例えば、▼平日限定で1回入場できる「平日券」は大人6000円、中人3500円、小人1500円。
     ▼開幕後2週間以内(2025年4月26日まで)の来場に限定した前売券「開幕券」は大人4000円と、基本料金の約半額(53%)に設定。
     ▼「1日券」は2024年10月までに購入した場合、平日券と同じ価格になる。
     ▼開幕から2025年7月18日までの「前期券」は大人5000円、中人3000円、小人1200円。

※画像提供・日本国際博覧会協会
※画像提供・日本国際博覧会協会

 日本政府が2019年12月に博覧会国際事務局(BIE / 本部・パリ)に提出した登録申請書には、入場券の想定価格を44ドル(当時のレートで約5000円)と記載しており、当初の想定より5割程度高くなった。2005年に開催された愛知万博の入場料は大人4600円で、約6割アップする。2021~22年のドバイ万博は約3000円だった。
 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は大人(12歳~)8600円~9800円、東京ディズニーランド(TDL・千葉県浦安市)は大人(18歳~)7900円~9400円。※USJ、TDLは価格変動制

 一時は6000円程度の想定から8000円程度に引き上げる案も出ていたが、大阪府議会から「高額ではないか」との意見が出るなどして、今回の金額提示となった。

 大阪・関西万博をめぐっては、運営スタッフの人件費や広報宣伝費、警備費などの運営費として約810億円が見込まれ、当初、大半は入場券収入で賄うとしていた。しかし、物価高騰が続き、2022年7月の安倍晋三元首相銃撃事件や、同年10月の韓国・梨泰院(イテウォン)雑踏事故を受け、警備体制を強化することになり、数百億円単位の運営費の増大は避けられない見通し。


 【2025年大阪・関西万博 公式ウェブサイト】

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