フランス”Kura Master 2023” 長期熟成酒3銘柄、古酒部門でプラチナ賞・金賞受賞 パソナグループ・匠創生 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

フランス”Kura Master 2023” 長期熟成酒3銘柄、古酒部門でプラチナ賞・金賞受賞 パソナグループ・匠創生

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 酒蔵から熟成古酒を発掘し、販売展開する匠創生(兵庫県淡路市) が、フランス・パリで開催された日本酒コンクール「Kura Master 2023」に長期熟成酒を厳選し集めたプレミアムブランド『古昔の美酒(いにしえのびしゅ)』の中から 3 銘柄を出品。古酒部門で「古昔の美酒 1999 福光屋(ふくみつや)」がプラチナ賞、「古昔の美酒 2005 稲田姫(いなたひめ)」「古昔の美酒 2004 峰の雪(みねのゆき)」が金賞を受賞した。

長期熟成酒『古昔の美酒』1999 福光屋・2004 峰の雪・2005 稲田姫(左から)<※画像提供・匠創生>

 匠創生は、 淡路島へ本社機能の一部移転を進めるパソナグループ(本社・東京都千代田区)が2017年に設立した。

 『古昔の美酒』は、匠創生が日本の酒蔵で10年以上保存されている古酒を発掘して販売する事業を進める中、さまざまな銘柄の古酒を集め、日本の伝統的な熟成酒文化を復刻させることを目的として、2020年6月に立ち上げたブランド。日本の熟成酒の魅力を海外へ広く発信し、日本産熟成酒の市場拡大を目指している。

長期熟成酒プレミアムブランド『古昔の美酒』

「Kura Master」は、2017年からフランスで開催されているフランス人のための日本酒コンクール。審査員は、フランス国家が最高職人の資格を証明する国家最優秀職人章(MOF=Meilleur Ouvrier de France)の保有者をはじめ、フランスの一流ホテルのトップソムリエやバーマン、カービスト (ワイン醸造所などで、購入者にテイスティングでのアドバイスを行う) のほか、レストラン、ホテル、料理学校関係者など飲食業界のプロフェッショナルで構成される。

フランスの歴史的食文化でもある「食と飲み物の相性(マリアージュ)」に重点がおかれ、コンクールや試飲会、各種イベントを通して、フランスをはじめとした欧州市場へ日本酒、本格焼酎・泡盛などをアピールする場を提供している。2022年度から古酒部門が新設された。

◆プラチナ賞を受賞した「古昔の美酒 1999 福光屋」は、 アプリコットジャムのような甘さと酸味のバランスが魅力。 長い年月をかけた熟成によって、カラメルのよう な香ばしさと芳醇な香りが広がり、ほのかに感じるスパイシーな余韻が深い味わいを演出する。
醸造元は福光屋(創業1625年・石川県金沢市)。 日本酒/ 山廃純米 原料米/山田錦 精米歩合/65% アルコール分/15%

「古昔の美酒 1999 福光屋」~醸造元 福光屋 創業1625年 石川県金沢市~

◆金賞を受賞した「古昔の美酒 2005 稲田姫」は、今年(2023年)行われた世界最大規模の酒類コンペティション 「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)2023」でも銅賞を受賞。パイナップルのような甘美な 香りが華やかに広がり、特有の酸味とスパイシーな余韻が心地よく感じられ、キレの良い後味が印象的。
醸造元は稲田本店(創業1673年・鳥取県米子市)日本酒/純米 原料米/鳥取県産強力(ごうりき) 精米歩合/ 75% アルコール分/15%

「古昔の美酒 2005 稲田姫」~醸造元 稲田本店 創業1673年 鳥取県米子市~

 【古昔の美酒(いにしえのびしゅ)公式サイト】

 【Kura Master 2023 公式サイト】

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