「FIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023」に臨むサッカー日本女子代表(なでしこジャパン)のメンバーに選ばれたINAC神戸レオネッサの4選手が、サポーターの前で喜びの声や意気込みなどを語った。
6月17日の「2022-23ファン感謝Day」で行われたW杯選出メンバーのあいさつでは、GK山下杏也加選手、DF三宅史織選手、DF守屋都弥選手、FW田中美南選手が、サポーターの前で思いを述べた。
2大会連続メンバー入りとなったのは山下選手と三宅選手。今大会でも正守護神としての活躍が期待される山下選手は、「GKの発表は最初なので緊張した。一番目に山下杏也加と言われたときには少しホッとした」と率直な心境を吐露した。
また、今シーズンINAC神戸のキャプテンを務めた三宅選手は、「(メンバーに呼ばれて)素直にうれしかった。前回大会では(出場なしという)悔しい思いをしたので、個人的なリベンジというのもある。チームとしても結果を残すというところでリベンジする一員になれたことはすごくうれしく思う。メダルを取れるように頑張りたい」と、主軸DFとしての参加が見込まれる大舞台への意気込みを語った。
一方、W杯本大会メンバーに初選出されたのは、田中選手と守屋選手。念願の舞台に立つ田中選手は、「(名前を呼ばれて)ホッとした。4年前(落選という)悔しい思いをして、環境を変えてINACに来たが、その選択は間違ってなかったと、やっと言える。この素晴らしいクラブとチームメイトのもとで、自分自身成長できたと感じている。自信を持って(本大会に)行ってきます! 頑張ります!」と、ストライカーらしく気合いみなぎるコメントを発表。
そして、今年初のA代表入りを果たし、W杯メンバー23人のリストにも名を連ねた今シーズンの急成長株・守屋選手は、「(4月の)デンマークとポルトガルの試合に後半出させてもらったが、その後、チーム(INAC神戸)での試合ではあまり調子がよくなかったので、ちょっと焦りはあった。でも、無事に(W杯メンバーに)呼んでいただき、うれしく思う。(名前を呼ばれた瞬間は)ちょっとというか、けっこうグッときました」と、感慨ひとしおの様子。今大会ではスーパーサブとしての出番が予想されるなか「(試合に出たとき)しっかり活躍できるようにしたい」と、右サイドのスピードスターは出番を虎視眈々と狙っていた。
ファン感での壮行イベントでは、W杯メンバーに選ばれた選手たちのチャントや、「バモ!ニッポン!」チャントが響く場面も。INACを代表して戦う4人に、チームメイトやサポーターからエールが送られていた。
「FIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023」で2011年大会以来の頂点を狙うなでしこジャパンは、7月14日に宮城・ユアテックスタジアム仙台でパナマ女子代表と親善試合を行ったあと、7月20日からの本大会に臨む。グループステージではグループCに属し、7月22日にザンビア女子代表、7月26日にコスタリカ女子代表、7月31日にスペイン女子代表と、それぞれ対戦することが決まっている。
※ラジオ関西『カンピオーネ!レオネッサ!!』2023年6月19日放送回より