「何という名の花ですか」。アメリカ・ジョージア州から訪れた21歳の大学生が尋ねてきた。「Lotus(ロータス)…聞いたことはあるが、ジョージアでは見たことがない」と話す。
バイオテクノロジーを学んでいる彼にとって、池で見つかった、大昔の種を発芽させたこと自体が驚きだった。「生命の力強さを感じる。池と鳳凰堂とのコントラストも美しい」と見入っていた。
平等院蓮をはじめ毎葉蓮(まいようれん)、金輪蓮(きんりんれん)など計15種類55鉢は8月初めまで、平等院境内のあちこちで楽しむことができる。
開花の見極めが難しい蓮。蓮花は3日間しか咲かない。早朝に咲き、昼頃にはいったん閉じてしまうため、午前中の鑑賞がおすすめ。
平等院の開門時間は午前8時半~午後5時半(最終受付は午後5時15分)。拝観料は大人600円、中高生400円・小学生300円。