「俺はあきらめねえ」(タケミチ)
「ヒナってやつを守りたいんだろ」(千冬)
「血のハロウィン編」のストーリーは、原作コミックの5巻から8巻にかけて収められています。
主人公のタケミチ役は北村匠海です。マイキーが吉沢亮、ドラケンは山田裕貴で、ヒロインのヒナが今田美桜です。今作の物語に登場する新たな重要キャラクターが3人いて、このうち千冬を高杉真宙が演じました。千冬は、過去の東卍でタケミチの新たな相棒としてともに戦う役柄です。
高杉は北村と共演したことはありますが、ここまでのヤンキー役は初めてだそうです。ヤンキーっぽい歩き方など最初は戸惑っていたということですが、岡田翔太プロデューサーは高杉の演技ぶりを「いざスイッチが入った時の役の深め方が凄まじい人です」と明かしています。
東卍と芭流覇羅の決戦の場となるのが廃車場です。廃車場の場面が映画全体の3分の1を占めていて、ロケセットとして原作を実写の世界に再現しています。予算を度外視しおよそ3か月かけて入念に作り込んだのだとか。
「日本映画史上最大規模のセットです」(岡田プロデューサー)
と、制作陣は胸を張ります。廃車となったクルマが無造作に積み重なった構造で、頂上は地上から10メートルはあるそうです。撮影は夏に行われ、キャストたちはワイヤーに吊られながらサウナ状態でアクションをこなしました。てっぺんは日が昇ると温度が上がります。マイキー役の吉沢は、廃車場の頂上は地上より気温がさらに3度は高いと振り返っていました。
このキャスト・役柄の実写映画は今作で完結。『東京リベンジャーズ 2 血のハロウィン編 -決戦-』は、いま公開中です。(SJ)