知人から大麻入りクッキーを 譲り受けたとして、大麻取締法違反に問われた兵庫県芦屋市の占い師の女(69)に対し、神戸地裁は4日、懲役2年・執行猶予3年(求刑・懲役2年)の有罪判決を言い渡した。
女は2022年12月、知人で有罪判決を受けた京都市伏見区の仲居の女(50)が発送した、大麻を練り込んだクッキー約90グラムを譲り受けたほか、自宅で乾燥大麻2.33グラム、大麻クッキー175グラムを隠し持っていたとされる。
女は自らが開いた「運気を上げる集会」と称したイベントで大麻クッキーを振る舞っていた。
判決で神戸地裁は「関節痛を患っていた女が、痛みを和らげるために大麻を使っており、(大麻への)依存性、親和性が高く、常習的だ」とする一方、逮捕、起訴後に一定の社会的制裁を受けたことなどを鑑み、懲役2年・執行猶予3年を言い渡した。