六甲ブルーのアジサイが見頃に 神戸・六甲高山植物園 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

六甲ブルーのアジサイが見頃に 神戸・六甲高山植物園 

LINEで送る

この記事の写真を見る(3枚)

神戸市の市花でもあるアジサイ。六甲高山植物園(神戸市灘区)では、多種多様なアジサイが見頃を迎えています。

ヒメアジサイ 画像提供:六甲高山植物園
ヒメアジサイ 画像提供:六甲高山植物園

 神戸市花とされている「ヒメアジサイ」は、日本の固有二大アジサイのひとつで、花が女性的で優美だったことから、1929(昭和4)年に牧野富太郎博士により命名されました。六甲山は花崗岩で土壌が酸性、湿度が高く、昼夜の気温差も大きいことから、青色がきれいに出ると言われています。六甲山のヒメアジサイは、六甲ブルーと呼ばれる鮮やかな青色が特徴で、7月中旬ごろまで楽しめるということです。

シチダンカ 画像提供:六甲高山植物園
シチダンカ 画像提供:六甲高山植物園

 かつては幻のアジサイと言われた「シチダンカ」は、ヤマアジサイの変種で、飾り花が八重咲になるのが特徴です。江戸時代、シーボルトの「日本植物誌」に紹介されましたが、以後発見されずその存在が疑問視されていました。1959年に六甲山で偶然発見され、挿し木で増やされた苗が各地に広まりました。こちらも7月中旬ごろまでが見頃となりそうです。

 六甲高山植物園によりますと、園内にはヤマアジサイなど約50種、2000株が咲き、今月下旬にかけて様々なアジサイが見頃を迎えるということです。

ヒメアジサイ 画像提供:六甲高山植物園
ヒメアジサイ 画像提供:六甲高山植物園

 また、ドラマ主人公のモデルとなった牧野富太郎博士が、同園が開園した当初、訪れていたといい、その写真や直筆の書・手紙など約200点を展示する「六甲山ボタニカルフェア 六甲高山植物園開園90周年特別企画『牧野の足あと~神戸で見つける博士と植物~』」も8月15日(火)まで開催しています。

LINEで送る

関連記事