「神戸をもっと“人が集まれる場所”にしていきたい」。3日放送のラジオ番組でそう語ったのは、商業施設の運営をメインに手掛ける会社の代表を務める、小川祐二さんだ。
もともと別の会社で商業施設関連の営業をしていた小川さんは、50代のときに独立。神戸で株式会社SCコミュニケーションズを立ち上げた。
「(独立した理由は)コロナが流行り始めたのと、自分が50歳を迎えたタイミングが同じで『もう時間がない』と感じたんです。60歳でリタイアして次の人生を歩む前にまだ10年ある。それならその10年間でもう一度、20代の頃と同じくらい激しく働けるだろう、動いてやる、と決断したんです」(小川さん)
そんな思いから2021年に起業を果たし、現在は神戸を拠点として様々な事業を手掛けている小川さん。例えば、神戸・東灘区の六甲アイランドにある複合施設「神戸ファッションプラザ」では、約6年前に全テナントが撤退したため地域のにぎわいがなくなっていたが、来春(2024年春)に商業棟の再稼働が決定。開業後の管理・運営に小川さんの会社が携わるという。
「そこに住んでいる人、来ていただいた人が思い出を作ったり、楽しくお買い物できるようなコンセプトで施設名も検討中です」と語る小川さん。
さらに、この取り組みの根底には「神戸を元気にしたい、盛り上げたい」という思いがあることを明かし、「(神戸には)海も山も港もあって、特に港はいろんな人が出発したり帰ってくる場所。神戸をもっと(人が)集まれる場所、楽しめる場所にしていくため、いろんな方と、いろんな取り組みをしていきたい」と今後の展望を語った。
※ラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』2023年7月3日放送回より