兵庫県民にもっと芸術文化に触れてもらおうというひょうごプレミアム芸術デーが、11日、始まりました。7月17日までの1週間、県内89の美術館や博物館などが一部無料で開放されたり、様々なイベントが行われます。
初日は、神戸市中央区の兵庫県立美術館でオープニングイベントが行われました。県立西宮高校音楽科の生徒達による演奏や、県立伊川谷北高校書道部の生徒達によるパフォーマンスが披露され、兵庫県の斎藤元彦知事が「子育て中の人も障がいを持つ人も、すべての県民に楽しんでもらいたい」と開幕を宣言しました。また斎藤知事は「兵庫県民の皆さんに芸術文化にもっと触れてほしい。普段美術館などに足を運ぶ機会がない人も行ってみようかなという気になってもらえば」と話しました。
ひょうごプレミアム芸術デーは、今年で2回目。去年は9つの県立施設のみの参加でしたが、今年は県立だけでなく市や町、民間の施設合わせて89施設が参加して、7月17日まで行われます。期間中、施設によって異なりますが、無料開放や無料のイベントなども予定されています。このうち県立美術館では、子ども連れの人や障害を持つ人が優先的に入場できるファストトラックを設けるほか、15日は展示室の中で自由に話ができる日とし、おしゃべりをしながら展示を楽しんでほしいとしています。