兵庫県内の自治体と観光事業者、JRグループ6社や旅行会社が一体となって行う大型観光キャンペーン「兵庫デスティネーションキャンペーン(以下、兵庫DC)」が、今月1日から9月まで展開されています。キャッチフレーズは「兵庫テロワール旅-私の感動、その先へ。-」。テロワールとは「土地の個性」を意味します。
兵庫DCは、兵庫五国の風土に育まれた「食」や、歴史・文化・産業に根差した「体験」を味わうことができるというもの。期間中、多彩なイベントや体験ツアーが用意されています。
たとえば、城崎温泉駅を起点に地域独自のおもてなしを体験できる観光列車「うみやまむすび」の運行。7~8 月は日本海の絶景を眺めながら、但馬ならではのおみやげを持ち帰りできる「兵庫たじまの宝箱」を、9月は豊岡演劇祭と芸術文化観光専門職大学とのコラボ企画「演劇列車」を運行予定とのこと。
鉄道ファンに愛される「サロンカーなにわ」の車両を使用した「兵庫テロワール旅号」の運行も。区間は姫路駅~浜坂駅で、停車駅や車内では沿線地域の特産品の配布や抽選会も予定されているそうです。9月28日(木)~29日(金)の2日間で1往復、計2本の運行。
兵庫DCならではの体験コンテンツやイベントも展開されます。2023年12月に世界文化遺産登録30周年を迎える姫路城では、キャンペーンを記念し、普段は非公開のエリア6棟を特別公開! 6棟の同時公開は2009年以来14年ぶりだそう。さらに、特別公開エリアの入場券として、1934年頃のデザインを用いた復刻版観覧券も配布されます。期間は、8月11日(金)~9月24日(日)まで。
ほかにも、神戸北野異人館「風見鶏の館」と「萌黄(もえぎ)の館」のバックヤードツアーや、鳴門海峡の「DC特別うずしおサンセットクルーズ」など、期間中しか楽しむことができないコンテンツも盛りだくさん用意されています。
このようなツアー以外にも、気軽に楽しめるお得な特典付きのパスも販売中。